ドイツ東部にあるライプチヒ動物園(Leipzig Zoo)で飼育されるチンパンジー(2013年5月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/HENDRIK SCHMIDT 【12月11日 AFP】米国の3裁判所に提出されていた、チンパンジーを基本的権利を持った「人」として認めることを求めた申し立てが全て却下されたと、裁判所への申し立てを行った動物愛護団体が10日、発表した。 非営利団体(NPO)「非人間の権利プロジェクト(Nonhuman Rights Project)」は、4匹のチンパンジーが余生を自由に暮らせるよう、保護区に解放することを求める申し立てをニューヨーク(New York)州の3裁判所に提出していた。 申し立ての根拠とされたのは、同州でかつて奴隷たちが自由を獲得するために使った人身保護令状の原則だったが、3裁判所の裁判官らは、同令状が動物には適用されないとの理由からこれを却下した