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ブックマーク / shavetail2.hateblo.jp (4)

  • 中央銀行が債務超過に陥ればどうなるのか - シェイブテイル日記2

    先進国で中央銀行の資産が毀損して債務超過になれば、貨幣価値はどうなるのでしょうか。 最近、この疑問に対する答えが出ている国があります。 その国とはスイスです。 スイスでは今年1月15日にスイスフラン高対策として2011年以来設定してきた対ユーロ・スイスフランの上限目標1.2を突然撤廃しました。 そのためスイスフランはユーロ、その他の通貨に対して暴騰したのは記憶に新しいところです。 問題は、スイスの中央銀行、スイス国立銀行(SNB)では昨年末段階で、資産の9割以上がユーロを中心とする外貨建て資産だったことです。 SNBの昨年末時点でのバランスシートはウェブサイトに公表されています。 (1)SNBのバランスシートが昨年末と現段階で変動しておらず、(2)外貨建て資産は全てユーロ建て という仮定を置いた場合、ユーロ・スイスフラン相場から現時点でのバランスシートの時価評価を計算することができます(図

    中央銀行が債務超過に陥ればどうなるのか - シェイブテイル日記2
    imo758
    imo758 2015/03/08
  • 歴史は繰り返さないが韻を踏む - シェイブテイル日記2

    ギリシャで選挙に勝利したチプラス政権は、欧州連合との対決姿勢を鮮明にしています。 ギリシャとEU・ECBの経済的対立。 これにはある種の既視感が漂っています。 欧州連合(EU)、欧州中央銀行(ECB)は、ギリシャで財政再建方針に反対するチプラス政権が勝利したことに対し、ギリシャの財政再建を強化する策を打ち出しました。 ヨーロッパ中央銀行は4日、ギリシャで財政再建などの取り組みが後退するおそれがあることを受け、格付けが低いギリシャ国債を担保に金融機関に資金を供給してきた特例措置を解除すると発表し、ギリシャの銀行の資金繰りに対する懸念が一段と広がりそうです。 ヨーロッパ中央銀行はこれまで、ギリシャが財政緊縮策を続けることを条件に、特例として格付けが低いギリシャ国債も担保として認め、金融機関に対して低い金利で資金を供給してきました。 しかし、ギリシャで財政緊縮策の見直しを掲げる新政権が誕生し、財

    imo758
    imo758 2015/02/07
  • 安倍首相が犯しつつある大きな誤ち - シェイブテイル日記2

    今回の衆議院選挙では安倍首相はアベノミクスとともに、消費税増税の延期を掲げ、「景気回復、この道しかない」と選挙で訴え圧勝しました。 しかし、シェイブテイルとしては前回衆議院選挙のような「これで日もデフレから脱却できる!」という高揚感がありません。それはこのままでは日経済は浮揚するどころか沈没しかねないという懸念が拭えないからです。 はっきり言って、日経済の最大の問題は、政府債務問題ではありません。 実はあなたの収入が増えないことこそ最大の問題なのです。 今回の衆議院選挙で与党は2/3を超える議席を獲得する圧勝でした。 安倍首相は来年10月の消費税増税こそ延期しましたが、2017年4月には景気条項を外して実施すると約束しています。首相のこの方針は正しい方向なのでしょうか。 ■政府債務と名目GDPの相関 早速ですが図表1を御覧ください。これは名目GDPと政府債務の経時的な変化を国際比較し

    安倍首相が犯しつつある大きな誤ち - シェイブテイル日記2
    imo758
    imo758 2014/12/16
  • 一兆円金貨は荒唐無稽か - シェイブテイル日記2

    政府通貨については、デフレ対策としての有効性や副作用については誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。 元民主党の中村哲治議員*1も、有権者らから政府貨幣の有効性について指摘や質問を受けているようで、自身のブログ *2 にコメントを書かれています。 ■政府通貨論について 通貨政策について「日銀券に代えて政府通貨を発行すれば国債を発行しなくても通貨の流通量が増える」という御指摘をいただきます。この議論については一見良さそうに思えますが、私としては全く理解できない要素があるので、一応まとめておこうと思います。 まず、「政府に紙幣の発行権はないけれども貨幣の発行権はあるので、一兆円金貨などを作って40枚発行すればいい」とおっしゃるような方がいらっしゃいます。 しかし、この立場の方に対しては「それならば、一兆円金貨はそのままでは流通できないため、どのような通貨に両替するのでしょうか」とい

    一兆円金貨は荒唐無稽か - シェイブテイル日記2
    imo758
    imo758 2012/07/11
    効果が巡り巡れば結局トータルだと大損失の道しかみえないが。通貨量調整権と政府は一定以上分離せざるを得ないという歴史的教訓はどこへ。
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