初心者の間では、「原始中飛車」が猛威を振るっていますが、適切な受け方さえ知っておけば、恐れる必要はありません。 そこで今回は、原始中飛車の初手から対策する側が有利になるまでを、丁寧に解説していきます。 ぜひ、参考にして下さい。 原始中飛車の狙い 原始中飛車の狙いは、至って単純です。 下の図の様に、5筋に飛車、角、銀を集めて5筋から攻めていくという単純な攻めを狙いとしています。 狙いが「5筋からの攻め」しかないので、後手としては5筋の攻めを受け切ってしまえば、先手からの攻めはなくなりますし、ゆっくりと反撃に転じれば、自然と有利を築いていけるのです。 原始中飛車の定跡手順 では早速、原始中飛車の定跡手順を見ていきましょう。 初手からの指し手 ▲76歩△84歩▲68銀△34歩▲77銀△62銀▲56歩△54歩(1図) 1図は、原始中飛車の出だしの局面です。 原始中飛車の組み方は色々とあるのですが、
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