イチゴの熟度を推定するOneThirdの卓上型センシング機器。スマートフォンの画面に結果を表示できる(写真:日経クロステック) 2023年1月に開催されたテクノロジー見本市「CES 2023」では、AI(人工知能)技術やセンシング技術による食品ロス削減の取り組みが目立った。細胞培養技術で作る培養肉への関心も高い。背景には、食料不足への懸念やSDGs(持続可能な開発目標)達成への活動強化などがある。 熟した野菜は近くに配送 農作物の収穫から調理、廃棄までサプライチェーンの各工程で、テクノロジーによる食品ロス削減の動きが活発だ。出荷した農作物のロス削減に向けたセンシング機器をCESで披露したのは、オランダのスタートアップOneThird(ワンサード)である。 同社は、赤外線センサーを利用し、収穫した野菜や果物の熟度を推定するシステムを出展した。例えば、熟度が高い野菜を倉庫から近い店舗に、低い野
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