試合後、虚空を見つめ悔しさをかみ締める本田圭佑。試合後のインタビューでも「負け犬」「口だけ」と強い言葉で自らを責めた。 4万340人を飲み込んだクイアバのパンタナール・アリーナは、9割がコロンビアサポーターという完全アウェイの状態だった。ホームさながらの雰囲気で戦った1、2戦目とは正反対という空気の中、ザックジャパンは「勝てば裏カードの結果次第で決勝トーナメントに進出」という奇跡を信じて、6月24日の戦いに挑んだ。 肌を突き刺すような日差しと、乾いた空気。雨のナイトゲームだった1、2戦目とは打って変わり、キックオフは午後4時、天気は快晴。そして、30度を超える過酷な条件での大一番は「攻撃的なサッカーで戦い、未来を掴む」という、選手自身が示してきた命題への答えを出すための試合でもあった。 すでに決勝トーナメント進出を決めているコロンビアはコートジボワールとの第2戦から先発8人を入れ替えた。司