新しい1万円札のシートを扱う職員=6月19日、東京の国立印刷局/Kiyoshi Ota/Bloomberg/Getty Images 東京(CNN) 日本で3日から流通が始まった新紙幣。その原産は予想外の場所だった。明るい黄色の花をつける紙の原料ミツマタは、ネパールのヒマラヤ山脈のふもとの山岳地帯で生産されている。 新紙幣は日本人の財布に収まる前に、陸と海を何千キロも旅して数カ月かけ、日本にたどり着いていた。 富裕国日本への現金の材料の提供は、世界最貧級の国ネパールで、農村に新たな収入源をもたらす可能性を秘めている。 製紙会社「かんぽう」の松原正社長は、ネパールが日本経済に貢献してくれたことに感謝すると述べ、ネパールがなければ日本は機能しないと語った。 長い旅 灌木(かんぼく)から紙幣への道のりは、ネパールのヒマラヤ山脈のふもとから始まる。農業ではなくエベレスト登山の入り口として知られる町
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