電通の元社員が講演会にて成功事例として語ったゲームのステマ(ステルスマーケティング)作戦が波紋を呼んでいる。「そこまでするのは凄い」と賞賛する気持ちとステマに対する嫌悪感が入り混じり、どう反応していいのか判断が難しい。 倒産寸前のゲーム会社から依頼を受けた電通、ゲーム雑誌でステマを決行することにした。 自作自演でアンケートハガキを出しまくり、狙いのゲームをヨイショする。その数なんと1,000通。ファミマガ1冊が350円なのでアンケートハガキを手に入れるために35万円分も雑誌を購入する計算だ。 ▼ファミマガとはゲーム情報誌の「ファミリーコンピュータMagazine」のこと。当時のゲーマーはこの雑誌で情報収集していた。 ▼まだインターネットという言葉、そしてステマという表現すらなかった時代からステマを決行していた電通社員。けっこう優秀なのかもしれない。 ▼宣伝したのはケムコのホワイトライオン伝
![電通が倒産寸前のゲーム会社を1000冊ステマ作戦で救った話。これは美談か、それとも不正か](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e51df81fdd3719f7423ae2c3e025a2f582e15ae8/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fnetgeek.biz%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F10%2Fdentsu_famimaga.jpg)