在宅の介護家族と向き合うケアマネジャーの約6割が、子育てと介護が重なる「ダブルケア」の家庭を担当した経験があることが、毎日新聞と介護・ヘルスケア事業会社「インターネットインフィニティー」(東京都)の共同調査で明らかになった。ダブルケアラーはその重い負担から自分の時間を持てず、心身の不調や働けない悩みを抱える人が多いとして、97%が支援が不十分だと訴えた。 <関連記事> ・「何でも屋じゃない」 ・引き算の介護しませんか? ダブルケアは担い手の人口を含めて正確な実態を調べた国の統計がない。専門家は「介護の現場を熟知するケアマネの5人に3人が直面していたという割合はかなり高い。相当数のダブルケアラーが存在し、支援が行き届いていない状況を示している」と指摘した。 調査は3~4月、インフィニティー社が運営するケアマネ向け情報サイト「ケアマネジメント・オンライン」(会員約10万人)を通じて実施。支援団