最近、キャッシュレス決済の手段が多彩になっています。従来のクレジットカードや電子マネーに加え、QRコード決済も各社が競い合うようにサービスを始めたことで利用者にとって選択肢が増えているのは事実でしょう。 ただ世界的にみると日本のキャッシュレス決済の利用はまだまだのようです。2018年の2月に野村総合研究所が調べたデータによれば、16年時点での各国のキャッシュレス化比率は高いところで韓国の96.4%、英国の68.7%といったところから多くの国では50%前後となっていますが、日本の場合は19.8%と先進国の中でも低い水準です。 この理由について日本人は現金信仰が強いという説明をよく聞きます。「若者はともかく、IT(情報技術)を使ったサービスに慣れていない高齢者はなかなか使わないだろう」という声もあります。 そんな中、最近ちょっと面白い光景を目にしました。それは歌舞伎座(東京・中央)でのことです