インフルエンザが季節外れに流行している。5月28日までの1週間に、全国約5000か所の定点医療機関から報告された患者数は7975人で、1医療機関あたり1・62人。流行の目安(1人)を年末に超えてから、5月下旬まで続くのは10年ぶりだ。専門家は「コロナ禍に入った2020年以降の2シーズンは流行がなく、免疫が低下したことが原因」とみている。 厚生労働省が2日に公表したインフルエンザの定点報告を都道府県別にみると、宮崎の1医療機関あたり7・07人が最多で、長崎の同4・14人、愛媛の同3・67人、新潟の同3・35人が続いた。