北米など海外では数十年の歴史がありながら、日本ではあまり聞かない学問分野であるコンピュータサイエンス。「コンピュータに関する学問」ではなく、「森羅万象を、情報の動きとして表現することで、自然法則を発見したり便利なモノを創り出す」ことを目的とした学問分野です。 「プログラミング教育」への関心が高まっている日本。社会におけるコンピュータ活用の重要性が増していることを反映した動きと言えますが、コンピュータ活用全般を扱う学問分野である「コンピュータサイエンス」への関心は高くないようです。プログラミングは、コンピュータを動かすための手段であって、コンピュータサイエンスを構成するスキルの一つ。例えていうならば、「自動車の重要性が高まっているので、自動車を作る工具の使い方の教育を始めようとしているが、そもそも自動車を動かすのに利用している自然法則や、内燃機関などの自動車の構成要素についての教育については
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