算術平均は、左図からも分かるように、でこぼこ のものをならす働きがある。 2数 a、b に対して、その算術平均は次のように 作図して、幾何的に求めることができる。 幾何平均・・・ 2つの正数 a、b に対して、 (相乗平均ともいわれる。) 算術平均は、和 a+b の値が、ある数を2回足したものになるときのある数のことをい う。数直線上で考えれば、2点P(a)、Q(b)の中点の座標という性格を持っている。 これに対して、幾何平均は、積 ab の値が、ある数を2回掛けたものになるときのある 数のことをいう。 たとえば、普通の辛さのカレーに対して、カレーAは2倍辛く、カレーBは8倍辛いとする。 この辛さの平均を考えるとき、K×K=2×8 より、K=4 となり、平均の辛さは4倍とな る。 (しかし、これには異論があるかもしれない。推測であるが、2倍辛いとは、普通より2倍唐 辛子が多く入っている、8