Mindsガイドラインライブラリ
* 通常の消化器内視鏡は,アスピリン,アスピリン以外の抗血小板薬,抗凝固薬のいずれも休薬なく施行可能である. Delphi法による評価;中央値:9,最低値:8,最高値:9 Evidence level Ⅵ,推奨度 B * 内視鏡的粘膜生検は, アスピリン,アスピリン以外の抗血小板薬,抗凝固薬のいずれか1剤を服用している場合には休薬なく施行してもよい. ワルファリンの場合は,PT-INRが通常の治療域であることを確認して生検する (1週間以内のPT-INRが3.0を超えている場合は生検を避けたほうがよい). 2剤以上を服用している場合には症例に応じて慎重に対応する. 生検では,抗血栓薬服薬の有無にかかわらず一定の頻度で出血を合併する(胃 0.002%, 大腸 0.09%). 生検を行った場合には,止血を確認して内視鏡を抜去する. 止血が得られない場合には,止血処置を行う. Delphi法によ
本日はプラザキザの全国講演会が東京でありました。 演者6人で、2時間のブリーフィング形式。こうしたスタイルはアメリカの学会のサテライトなどでよく見られるもので、知識を総ざらいするのに最適ですが、今日のは本当にためになりました。 何しろ演者、座長は日本でこれ以上ないと思われるくらいのそうそうたるメンバーです。 しかも内容も「消化器内視鏡ガイドライン」「血栓止血学」「プラザキサ投与時の凝固線溶系分子マーカー」「APTTチェックのコツ」「プラザキサの位置づけ」と今、臨床家が渇望している知識知見が目白押しでした。とくに前半2題の循環器領域以外の知見は非常にわれわれにとってありがたいものとなりました。 今日は、東京大学医学部附属病院光学医療診療部部長、藤城光弘先生による「消化器内視鏡ガイドラインupdate」の内容を要約するにとどめます。内容は今後の業界に大きな影響を間違い無く与える大切な物を含んで
印刷用PDF(691KB) 診療ガイドライン(0.97MB) 平成25年6月13日 独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP) 総務課広報係 TEL:042-341-2711 ※ガイドライン発布後にいただいた各種コメントを反映させた「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」の改訂版ができました。 「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」 の策定と発出について ■概要 1. 平成24年度厚生労働科学研究・障害者対策総合研究事業「睡眠薬の適正使用及び減量・中止のための診療ガイドラインに関する研究班」および「日本睡眠学会・睡眠薬使用ガイドライン作成ワーキンググループ」は共同で「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」を策定しました。 2. 本ガイドラインでは、不眠症の薬物療法を安全かつ効果的に行うための診療指針を示しました。とりわけ、睡眠薬の適正使用
某所に書いた腹部膨満感についての原稿を、3つに分けてお知らせします。いつも書きますが、こうして検索可能で無料の状態で保管しないと、結局僕の小さな頭で考えたことも、誰の役にも立たなくなってしまいます。僕の原稿は人の受け売りです。つまり多くの人達の意志の集合です。僕の名前や、原稿を読んで欲しいから広めたり、オープンアクセスにするのではありません。僕自身からの誰かに対するメッセージと贈与で、また過去の研究者への敬意なんです。 2011年に緩和医療学会から「がん患者の消化器症状に緩和に関するガイドライン」を多くの信頼できる同僚とまとめました。過去の研究の知見から、提言できることをまとめましたが、経験と私見からの内容は当然エビデンスベースドのガイドラインなので省略しました。でも実際は経験から考えていることの方が、ずっと役に立つ時もあります。また2010年以降の研究の成果もある程度まとまり、その内容も
腹水 ・がん患者の腹水 最新の知見 腹部膨満感の原因となる腹水には主に、がん性腹膜炎に合併する腹水と、肝硬変に合併する腹水の2つがある。がん性腹膜炎に合併する腹水は、腹部の理学所見(触診、波動の有無の確認)に加えて、必ず腹部超音波での確認が必要である(図1-3)。腹囲が増大していても、腹膜播種による腫瘤が、無数に腸間膜や腹膜に増殖している場合があるからである(図1)。このような状況の時には、腹水の量は少なく、腹水に対する対処を行っても、腹部膨満感はほとんど改善しない。また卵巣癌の患者に発生する腹部の巨大腫瘤内に漿液成分を認めることもある(図3)。このような腫瘤の内溶液をドレナージすることは、出血の合併症があること、腫瘍の容積を減少させない可能性もあることから実施しない。 腹水に対する対処としては、利尿薬、腹水穿刺、腹腔静脈シャント、腹水濾過濃縮再静注法がある[5]。現在までに、腹水の治療の
緩和ケア医が,普段考えること、感動すること 心の映像を残してみます。 引用、改変、参照 全てご自由に。 Since December 24th, 2009 消化管閉塞 (ちなみにイラストは、緩和ケア研修やOPTIM studyの手伝いをした時に作成した、私の妹がフランスで描いたものです。このイラストを描くために毎晩Skypeで妹と打ち合わせて作成していました。リアルでもどこか安心できて、うそっぽくない。そんなイラストになるよう何度も何度も描き直しをしてもらいました。) ・ がん患者の消化管閉塞 最新の知見 消化管閉塞とはいわゆる、イレウス、腸閉塞のことで、がん、緩和ケア領域では悪性消化管閉塞 (malignant bowel obstruction) と称され臨床研究が数多く行われている[8]。悪性消化管閉塞が腹部膨満感を引き起こす原因としては、腸管内に腸液が大量に貯留している場合と、腫瘍
国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 郵便番号:104-0045 東京都中央区築地5-1-1 お問合せ電話番号(代表番号):03-3542-2511 Copyright © National Cancer Center All Rights Reserved.
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く