肉詰めを作る際、ピーマンから肉が離れないようにする方法として、なんと種を残したまま詰めるというやり方がある。実は、ピーマンの種やワタは問題なく食べることが出来、食べてもほとんど気にならないという。実際に編集部でもやってみたが、本当にすべての肉がはがれることなく作ることが出来た。また、食べる際に種やワタが気になることもなく、苦みを感じることもなかった。 そもそもピーマンの種やワタを取って調理する理由のひとつに、ピーマンは種やワタに特に苦み成分が含まれていると思われていたことが挙げられる。ただし正確には、ワタや種に多く含まれるのは「ピラジン」という香り成分で、これがピーマンに含まれる「クエルシトリン」という渋みを感じる成分と合わさることで苦みを感じるという研究結果が出ている。このクエルシトリンは油に溶けやすい性質を持つため、油通しをしておくとより苦みを感じにくく出来る。油通しは低めの温度に熱し
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