さて、2011年最初にお披露目するのは、足かけ3年(!)取り組んできた翻訳書(の前半部分)です。 ご自身たちが、ゲーム・デザイナーや創作の実践者であり、同時にデザインの教育や研究者でもあるケイティ・サレンとエリック・ジマーマンによるゲーム・デザインの教科書『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎(上)』(ソフトバンククリエイティブ、2011/01/27刊行予定、ISBN:4797334053)という書物です。 同書は、コンピュータ・ゲーム(ヴィデオ・ゲーム、家庭用ゲーム、アーケード・ゲーム)に限らず、ゲーム全般を対象にして、より面白く遊べるゲームをつくるためには、どんなことを考えたらよいかという大きな問題を多角的に扱った書物です。ゲームやゲームをつくること(デザインすること)、あるいはゲームを分析したり評論すること、デザインという営為そのものに関心を持つ読者に資するところ大であると