「申し訳ないが、あなたには明日で辞めてもらうことになる」 前回のコラム「第6回 明日クビになったらどうします?」に、次のようなコメントをいただいた。 「まさに昨年の1月、病気療養の休職明けに“ジャンプ台”に立たされました。丸腰で。半年以上就職活動をして、自分の市場価値の低さを痛感しました。目に見えるスキルを身につけるため、再就職できた「小さな」会社で修行しています。自分より年齢の低い上司に怒られながら。うれしいことだと思っています。40歳手前で新しい仕事を覚えるチャンスがあるのですから。独りで社会に出ても生きていけるようにありとあらゆるものを吸収したいと思います」(Aさん)。 40歳手前で突然、“ジャンプ台”に立たされ、飛び込まざるを得なかったAさん。会社を離れて感じたのは「自分の市場価値の低さ」だった。ようやく出会った仕事に用意されていた試練は、小さな会社で働くこと、新しい仕事に取り組む