各省庁に勤務する国家公務員のうち、2007年度の平均退庁時刻が午前零時以降だった9省庁35人について超過勤務終了時刻などを調べたところ、勤務終了から退庁まで平均3時間21分経過していたことが3日、分かった。各省庁が民主党の長妻昭衆院議員の資料要求に対して回答した。同議員は、霞が関のサービス残業の一端が「初めてデータで裏付けられた」としている。 また調査対象とした35人は、平均退庁時刻が午前零時以降だっただけでなく、タクシーで同じ場所に帰宅しているのに、料金が日によって大きくばらついている職員を抽出したという。同議員は、サービス残業の一方で「帰宅途中に飲食店に立ち寄るなど、不適正なタクシー利用があった可能性」も指摘している。 【関連ニュース】 ・ 〔写真ニュース〕「渡り」廃止の政令策定へ=衆院予算委 ・ 〔写真ニュース〕「渡り」廃止の政令策定へ=首相が表明 ・ 〔写真ニュース〕公