米倉容疑者が操縦した飛行機を調べる捜査員=上士幌町航空公園で2008年10月13日午前11時31分、田中裕之撮影 国土交通省の許可を得ずに北海道の上士幌町航空公園(上士幌町)から飛行機で飛行したとして、帯広署は13日、上士幌町上士幌東3線、無職、米倉辰雄容疑者(82)を航空法違反容疑で逮捕した。同署は公園を管理する町が米倉容疑者の違法飛行を知りながら放置した疑いがあるとみて、町役場など3カ所を家宅捜索。詳しい経緯を調べている。 調べでは、米倉容疑者は8月18日午後3時ごろ、飛行許可のない自家用のウルトラライトプレーン(超軽量動力飛行機)=約210キロ=で、場外離着陸場の許可を得ずに公園内の滑走路を使用して上空を飛行した疑い。 米倉容疑者は旧日本軍で戦闘機パイロットだった元特攻隊員。20年以上前から公園内で離着陸を繰り返していたが、約5年前に脳こうそくを患い操縦免許を失効。約10年前に中古で