北京大を背景にした技術力で、昨年秋以来、ソフト開発の受注額を4割増やした青鳥天公の劉甚秋社長(中央)。中国から来た技術者や日本語が堪能な中国人スタッフが支える=9日午後、東京都千代田区、樫山晃生撮影メイテック厚木テクノセンターで研修を受ける中国人技術者。来日後も2カ月以上の研修が待っている=神奈川県厚木市、中田徹撮影 「もう中国への飛行機代しかお金がないんです」 「中国で買ったマンションを手放したくありません」 1月中旬の土曜日、東京・秋葉原に近いオフィスビルの一室で、中国人技術者のせっぱ詰まった訴えが響いた。 中国系ソフト開発会社、北京大学青鳥天公システム・ジャパン(川崎市)の東京本部で行われた採用面接。他社を解雇された20人を含む計35人が参加した。午前10時から午後8時まで。景気悪化が鮮明になった昨年秋以降、土曜日の面接会がほぼ毎週続く。 「スキルの高い技術者が職を失ってい