大分県杵築市の水産物販売会社「高橋水産加工」と2業者が、中国産ハマグリ100トン以上を大分県産に偽装表示して販売するなどしていたことが25日、農林水産省と大分県の調査で分かった。県は同日、日本農林規格(JAS)法に基づき、高橋水産加工と元従業員(22)に対して表示の是正指示を出し、農水省も徳島市の男性(33)に対して、同様の是正指示を出した。 業者らは、漫画「BLEACH」のキャラクター東仙要などを代表にしたダミー会社の名前で偽装ハマグリを販売するなど、さまざまな隠蔽(いんぺい)工作を行っていた。 農水省によると、高橋水産加工は平成19年11月から20年5月、中国産ハマグリ63トンを大分県産に偽装するなどして販売。さらに、20年12月から今年2月、元従業員と徳島市の男性が同様の偽装をすると知りながら、2人に対して中国産計89トンを販売した。 高橋水産加工から中国産を仕入れた2人は、計63ト