愛知、岐阜両県で11月に予定されていた、自動車の世界ラリー選手権(WRC)の今季最終戦「ラリージャパン」の中止が決まった。実行委員会が7日、発表した。新型コロナウイルス感染が広がっていることを受け、判断したという。 ラリージャパンは、国内で10年ぶりに開催される予定だった昨年の大会も、新型コロナの影響で中止した。今年は、11月11日に名古屋市でスタートの式典、12~14日に愛知県岡崎市や同県豊田市、岐阜県恵那市などで競技が予定されていた。2022年も開催の申請をしているという。 WRCには、トヨタ勢もヤリスWRCで参戦。トヨタの若手育成活動「チャレンジプログラム」で参戦する勝田貴元選手は、今年6月にケニアであった大会で2位に輝いた。日本人ドライバーとして27年ぶりに表彰台に上がる快挙だった。 岐阜県恵那市の小坂喬峰市長は「本市で開催されることを心待ちにしていた。開催断念の発表は誠に断念だが