アスタリクスは、DTSがSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)事業の企画やサービス化に向けて設立した戦略子会社。6月からSaaSの商用サービス「Bizca」を開始する。同社の中島宏社長に事業戦略を聞いた。 ■Bizcaの開発に当たっては、顧客に「社員間のコラボレーションツール」として使ってもらうことを主眼にしている。当初用意するのはグループウエアだが、メール、ブログ、文書管理などさまざまなアプリケーションを順次追加していく。SIerやMSP(マネジメント・サービス・プロバイダ)などをパートナーとして募り、彼らがSIや保守と組み合わせて、自社のサービスブランドで提供できるようにする。 ■SaaS形態のサービスというと、グーグルが商用化した「Google Apps Premier Edition」など海外発のサービスと競合するように見えるかもしれない。だが当社にとって、それが今すぐ脅威に