アダルトビデオ(AV)業界が岐路に立たされている。無修正動画の配信や出演強要で制作会社やプロダクションが摘発される事案が相次ぐが、「警察当局の狙いはAV内での本番行為そのものを禁じることにある」(捜査関係者)との指摘も。廃業が相次ぐ一方、女優に売春させるなど「アングラ化」する業者もいるという。(夕刊フジ) 「いつパクられても不思議ではない。毎日、気が気でないですよ」 あるAV制作会社の関係者はこう声を潜める。この会社は設立から10年超の老舗。過激な性表現をウリとする無修正動画サイトも運営している。 「サーバーや会社の拠点は米国や東南アジアに設置し、捜査当局の対策はバッチリのはずでした。ところが今年に入って雲行きが怪しくなってきた」(先の関係者) 昨年以降、AV業界を標的とした集中取り締まりが進み、今年3月には、警視庁が大手無修正動画サイト「カリビアンコム」を運営するグループ社員の男をわいせ
警察官の前で覚醒剤に見せかけた白い粉が入った袋を落とし、業務を妨害したとして、福井県警は8日、偽計業務妨害の疑いで、福井県越前市の自称広告業の西坂大治容疑者(31)と無職で妻の美那容疑者(28)を逮捕した。警察官が追跡する様子を撮影した映像が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されていた。 ■覚醒剤に見せかけ…ドッキリさせ騒然 同署によると、2人は容疑を認め、西坂容疑者は「ユーチューブの映像の中で警察官から逃げている男は自分に間違いない」と供述。美那容疑者が撮影役だった。同署は動画が投稿された経緯や動機などについて調べている。 2人の逮捕容疑は共謀し、8月26日午後4時から同7時25分ごろ、JR福井駅前で、覚醒剤に見せかけた白い粉が入ったポリ袋を故意に落として逃走し、警察官に約150メートル追跡させるなどして正常な業務を妨害したとしている。 動画には、パトカーが駆け付けるなど騒然とした様子
7日午後3時25分ごろ、兵庫県西宮市神楽町の国道2号で、兵庫県警西宮署員が軽乗用車に乗った男に職務質問をしようとしたところ、急発進した。軽乗用車は追跡するパトカーに衝突するなどしながら、約15分にわたり逃走。停車していた乗用車の間を抜けようとしてぶつかり、止まった。 同署は公務執行妨害容疑で、軽乗用車を運転していた同県明石市魚住町西岡の無職、川本裕(35)と助手席に乗っていた同、藤原誠(37)の両容疑者を現行犯逮捕。「パトカーのほうからぶつかってきた」といずれも容疑を否認している。 同署によると、午後3時ごろ、約7・5キロ西の神戸市東灘区御影郡家で、女性が車に乗った男らにバッグをひったくられる事件が発生。川本容疑者らの車が逃走車両に似ていたため、職務質問しようとしたという。同署はひったくり事件との関連についても捜査している。
神戸市議会の橋本健市議(37)が市政報告ビラを架空発注し政務活動費(政活費)で印刷代を申請したとされる問題で、橋本市議が、所属する自民党市議団関係者に辞意を伝えたことが28日、分かった。橋本市議は「迷惑をかけ申し訳ない。(30日開会の)市議会までに辞職したい」などと話したという。 関係者によると、一連の疑惑報道を受け、橋本市議は28日未明、議員辞職の意向を伝えてきたという。 架空発注疑惑をめぐり、23日に会見した橋本市議は平成22〜26年度の計8回、1回当たり5万〜8万部のビラを約20万〜約180万円で作成し、印刷代を政活費で支払っていたと説明。「架空発注はしていない」と疑惑を否定した。 しかし、今月24日、印刷を請け負ったとされる神戸市内の業者が弁護士を通じ、「印刷の仕事をしていないのに請求書と領収書を発行してほしいと頼まれた」とする文書を公表。26日には橋本市議から「口裏合わせ」を示唆
刑務所内のソフトボール大会の打順をめぐり、受刑者同士で殴り合ったとして、神戸刑務所(兵庫県明石市)は9日、傷害容疑と暴行容疑で、受刑者の40代の男と50代の男をそれぞれ神戸地検明石支部に書類送検したと発表した。調べに対し、2人は「打順をめぐって口論になり、殴り合った」と容疑を認めているという。 送検容疑は5月1日午後6時ごろ、刑務所の共同室(定員6人)で、40代の男が50代の男の鼻や首にかみつき、顔を10回以上殴るなどして鼻の骨を折るけがをさせ、50代の男は相手の顔を殴り、腰を抱えて投げる暴行を加えたとしている。 同刑務所によると、2人は刑務所内で開かれるソフトボール大会に出場するチームメート。打順をめぐって口論となり、50代の男が先に手を出した。共同室には他に3人の受刑者がいたという。
8日付の中国共産党の機関紙、人民日報系の環球時報は1面で、王毅外相が7日にフィリピンで河野太郎外相と会談した際、河野氏が頭を下げて握手した瞬間の写真を掲載した。王氏は河野氏の南シナ海問題での発言に「失望した」と非難しており、厳しい態度で初会談に臨んだと国内向けに宣伝している。 習近平指導部は、人事を伴う5年に1度の共産党大会を秋に控え、対外的に弱腰な姿勢を見せれば、党内で批判を招きかねないとの事情がある。北京の外交筋の間では、王氏の強硬な言動は「党の上層部に向けたアピールだ」との指摘が出ている。 環球時報は8日の社説で、南シナ海の海洋紛争に深刻な懸念を表明した日米豪3カ国の声明に触れ「彼らは南シナ海問題の当事国が意見の違いをコントロールし始めたのを見たくないだけだ」と主張。「日本が中国と張り合いたいなら直接かかってこい」と挑発した。(共同)
埼玉県朝霞市の少女(16)が昨年3月、2年ぶりに保護された誘拐事件で、未成年者誘拐と監禁致傷、窃盗の罪に問われた寺内樺風(かぶ)被告(24)の論告求刑公判が25日、さいたま地裁で開かれた。松原里美裁判長から「最後に何か言っておきたいことは」と尋ねられた寺内被告は「おなかが空きました」と答えた。これまでの公判で奇妙な言動を繰り返してきた寺内被告だが、最後までその態度を変えることはなかった。 同日行われた公判に、寺内被告は黒いスーツ、白いYシャツ姿で出廷。法廷では首を回したり、薄ら笑いのような表情を浮かべたりと落ち着きがなさそうな様子だった。検察官が論告をしている最中には、突然笑顔を浮かべ、すぐに無表情に戻る場面も見られた。 検察側は懲役15年を求刑。公判の最後に松原裁判長から8月29日の判決公判に出廷するよう求められると、寺内被告は「頑張ります」と返事をした。 寺内被告はこれまでの公判でも反
【ロサンゼルス=中村将】米カリフォルニア州で昨年6月に施行された安楽死や尊厳死をめぐる「死ぬ権利」法で、最初の半年間で111人が医師に処方された薬剤で命を絶ったことが27日、州当局が公表した資料で分かった。 同法は、病状末期(余命6カ月未満)と宣告され、正常な判断ができる状態の患者が、医師の処方する薬で命を絶つことを認めている。2人の医師の承認や患者が自筆で処方を求めることなどが条件。 州当局によると、昨年6月から同12月までに、患者191人が薬の処方を受け、111人が薬を使用した。21人は使用する前に死亡し、59人は不明という。 111人の年齢は60〜89歳が75.6%を占め、60歳以下は12.6%、90歳以上が11.7%だった。45.9%が男性。病名はがんが58.6%で最多だった。 同州で「死ぬ権利」法が成立したのは、2014年に末期の脳腫瘍で余命半年と宣告されたブリタニー・メイナード
【ワシントン=黒瀬悦成】ティラーソン米国務長官は13日の上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮に拘束されていた米バージニア大の学生、オットー・ワームビア氏(22)が解放されたことを明らかにした。米メディアによると、ワームビア氏はボツリヌス菌による症状で1年以上も昏睡状態にあるという。 ロイター通信によると、北朝鮮当局者は今年5月、ノルウェーのオスロで米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表と非公式に接触した際、北朝鮮が拘束中の米国人4人に関し、北朝鮮に在外公館を置くスウェーデン政府の当局者が面会することを認めた。 ところが6月6日、北朝鮮の国連大使はユン氏をニューヨークに呼んでワームビア氏の容体を伝達。ティラーソン国務長官はトランプ大統領と協議の上、ユン氏を医療班とともに平壌に派遣し、13日にワームビア氏を国外に搬送した。 一方、平壌には米プロバスケットボールNBAの元スター選手、デニス・ロッ
同学年の男子生徒にバッタや犬の糞(ふん)を食べさせたとして、警視庁少年事件課は強要容疑で、東京都練馬区に住む通信制私立高校1年の少年(15)を逮捕した。少年は「(男子生徒が)自分にびびっていることが分かっていたので、何でもやらせていた」と容疑を認めている。 逮捕容疑は昨年9月9日、西東京市の駅ホームで、当時同じ練馬区立の中学校に通っていた同学年の男子生徒に「虫食べられるんだよな。そのバッタ食べてみろよ」などと要求しバッタを口の中に入れさせたほか、同月中旬から10月中旬ごろ、自宅で男子生徒の胸を足蹴りするなどの暴行を加え、飼い犬の糞を食べさせたとしている。 少年は昨年1月ごろから、学校で男子生徒を含む4~5人の生徒に対して同様のいじめ行為を繰り返していたとみられ、同8月に別の生徒の母親が警視庁に相談して発覚。他にもミミズやヤモリ、植物の葉っぱなどを食べるよう強要して不登校になった生徒もいたと
「私たちの娘は少女Aではなく、加奈だ。娘の名前を法廷で呼びたい」 岩瀬加奈さんの母、裕見子さん(49)は公判に先立ち、産経新聞の取材にそう話した。近年は事件被害者や遺族の権利保護の観点から、捜査当局や裁判所が被害者氏名を秘匿する例も多いが、裕見子さんら遺族は秘匿を拒否。「何も悪いことをしていない娘の名前を隠す必要はない。娘の無念さを裁判員裁判で訴えたい」という。 16日に証言した加奈さんの姉によると、加奈さんは毎年、自身のアルバイト代で家族にディズニーリゾートのチケットをプレゼントするなど「自分より他人のことを考える子だった」。進学予定だった専門学校の学費として、バイトでためた30万円を裕見子さんに渡そうとしたこともあった。 刑事訴訟法は、被害者本人や遺族らの意向により、裁判所は被害者の氏名や住所を秘匿して審理できると規定。この規定は、加害者の権利が過度に保護されてきたことへの反省や、セカ
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