東日本大震災から2カ月。多くの家庭や企業などで、災害に備えて非常食や防災用品をそろえる動きが高まっている。香川県内企業が開発した防災関連商品に、全国から問い合わせや注文が相次いでいる。 常温で約100日間、保存できるゆでうどんを製造・販売しているのは、丸亀市の製麺会社「宮武讃岐製麺所」(0877・24・3377)だ。震災後、救援物資や保存食として関東を中心に通常の約3倍の注文が殺到。製造ラインをフル稼働し、1日約7万食を出荷している。 普通のゆでうどんは冷凍すれば長持ちするが、常温では数日も保存できない。同社は長期保存麺の製造販売で40年余りの歴史がある。ゆであげた後、菌の働きを抑える処理をして袋に密閉。さらに高温の蒸気で45分間加熱し、殺菌処理する。食べる時は袋から出し、熱湯で2〜3分。「讃岐うどんの手打ちに近い食感にこだわりました。冬は熱いダシで、夏はぶっかけやざるでどうぞ」と同社の麺
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