(CNN) イタリアの高級ファッションブランド、プラダが米マンハッタンの店頭に陳列していた製品に対し、黒人に扮(ふん)して顔を黒く塗る「ブラックフェース」を表現したものだとして、ソーシャルメディアで批判の声が上がっている。これを受けプラダは14日、製品を撤去した。 撤去されたのは「プラダマリア」と呼ばれるラインナップの一部。サルのような人形で、黒い顔に大きな赤い唇が描かれている。ニューヨークを拠点に公民権活動を行う弁護士が13日、ワシントンでの会議から戻った後にマンハッタンのソーホー地区にある店舗で偶然見つけた。 この弁護士はワシントン滞在中、スミソニアン協会が運営する国立アフリカ系米国人歴史文化博物館を訪れていた。フェイスブックへの投稿では、ブラックフェースに関する博物館の展示と類似していることに衝撃を受けたとし、この製品を見て「怒りに震えた」と書き込んでいる。 同氏の投稿は14日午後の