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ブックマーク / matoyomi.hatenablog.com (7)

  • 時の試練に耐えた本棚晒しとショウペンハウエル『知性について』 - マトリョーシカ的日常

    時間と空間の観念性 前回告知したように、今日は『知性について』の中から時間と空間の観念性について話そう。観念性とは形のないぬるりとした液体のどんよりであり、決して沈殿することのない博多の塩のような味だ。要するによくわからないものだ。ショウペンハウエルは(というより哲学者全般はそうなのだろう)よくわからないものが好きで、数式や図も用いることなく文章のみで抽象的な梱包をひもといていく。 以下の引用は読み飛ばしてもらって構わない。 物質は、運動ではなく、運動しうるものであり、それはすでに、物自体の客観化された様態である。ところが、物質が静止にせよ運動にせよ、どちらかを帯びるやいなや、いつまでもそれを維持し、永久にわたって静止するなり、同様に永久にわたって飛び続けるなりする傾向があるという性質、すなわち静止と運動に対する物質の絶対的没交渉性は、物質として現象して物質にそのすべての力を付与している物

    時の試練に耐えた本棚晒しとショウペンハウエル『知性について』 - マトリョーシカ的日常
  • あらゆる教養を学びたいあなたへ贈るおすすめの本12冊 - マトリョーシカ的日常

    ざっくり教養を学べる あと数ヶ月で大学を修了する。単位もとれたし論文もきっと書けるだろう。バイトもサークルも勉学も一通り手をつけた。でも一年くらい前から何か違和感を抱いていた。大学を出る頃にはいろんなことを知っていてその知識を有機的に結びつけられる力や文章力がついているものだと思っていた。でも実際はうすっぺらい人間が一人出来上がっただけだった。理想との現実に大きなギャップがあったのだ。 これではいけないと半年ほど前から腰を入れて書評ブログを書き始めた。から得た知識を自分の中で咀嚼して落とし込むには書評を書くのがいいからだ。いろんな書評を書いてきたがひとつの目標が教養がざっくり学べるのまとめを作ることだった。すなわちこの記事を書くことだ。 さっそく紹介していこう。 哲学 反哲学入門 (新潮文庫) 作者: 木田元出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/05/28メディア: 文庫購

    あらゆる教養を学びたいあなたへ贈るおすすめの本12冊 - マトリョーシカ的日常
  • ほぼ日手帳の適当な使い方 - マトリョーシカ的日常

    適当につかう photo by Brady Withers 手帳の季節になった。書店では一月始まりのオシャレな手帳がずらりと並んでいる。僕は白紙のノートや未使用の手帳に魅力を感じる人間なのでよくそこらの手帳を物色する。しかし買うつもりはない。僕はすでに四月始まりのほぼ日手帳2013を持っているからだ。なぜか分からないが手帳を手にしてからほぼ日手帳の話題を目にすることが多くなった。 ほぼ日手帳2014 ほぼ日手帳/ Hobonichi Planner 2014 - YouTube なんてオシャレな使い方だ。しかしこんなことをやっていたら続かない。何事も適当、適当が大事。 というわけで今回はほぼ日手帳の適当な使い方を伝授しよう。これで君も高田純次マスターだ! 例1:べたものだけ書く とりあえず口に入れたものを書いてみよう。全部書く必要はない。昼ご飯だけでもいい。人はわなくちゃいきていけない

    ほぼ日手帳の適当な使い方 - マトリョーシカ的日常
  • 変化球が欲しいからこれから毎日ブログを書くよ。 - マトリョーシカ的日常

    内なる衝動 悔しい気持ちでいっぱいになりながらブログを書いている。なぜ僕の記事が評価されないのだろう。なぜブクマがもらえないのか。PVが増えないのか。言及されないのか。今は落ちついているが昔はライフハック系の記事ばかりホッテントリ入りすることがあって、そのころの僕はとても落ち込んでいた。 先日 三沢文也 (id:TM2501)さんのブログお悩み相談室へ駆け込んだ。自分で悩んでもしょうがないと思ったし僕のブログに対して客観的な評価が欲しかった。 第二回ブログお悩み相談室 - 【泡沫ブログの会】公式ブログ はーじまーるよー(^O^)※この企画は豚まんじゅうと呼ばれるような巨体なブロガーtm2501が「でかくて太ってるからって力士薦めるなよ!力士ってああ見えて全部筋... 僕のブログに足りないものはなんでしょうか。そう質問した。 読者との駆け引きが足りない 僕個人の感想を言えば、これに尽きると思

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  • 【書評】84歳の教授が哲学をざっくり体系的に語ってくれる本/「反哲学入門」 - マトリョーシカ的日常

    体系的に哲学を学べる 反哲学入門 (新潮文庫) 夏休み直前、もう今セメで生協に入るのは今日が最後になるのだろう。そう思って前から欲しかったを一冊買った。「反哲学入門」。帯と目次から察するに、哲学を体系的に理解できるのようだ。価格は定価で490円。 読んでみたらそのボリュームに驚いた。哲学で有名な人物名が一通り出てきて、彼らの考え方や関係性が分かりやすく解説されているのだ。ワンコインでこれほど濃密な情報に出会えるのはという媒体独自のものだ。理系の僕にとって哲学とはわけのわからない混沌としたもの、というイメージしかなかった。しかしこのによって僕の哲学に対する知識は継ぎ足され、整備され、補強された。 このは筆者が新潮社の記者からインタビューを受け、それに答えたものを文字に起こし、後に修正を加えたものである。そのため何度か同じことを言っていたり、話の内容があちこちへ飛んだりする。しかし話

    【書評】84歳の教授が哲学をざっくり体系的に語ってくれる本/「反哲学入門」 - マトリョーシカ的日常
  • はてブ1user未満!誰も知らない僕のエントリ - マトリョーシカ的日常

    736。 736。これが何の数字かわかるだろうか。僕がはてなでブログを始めてから今までに投稿したエントリ数である。他の人に比べたら多い方だと思う。しかし悲しいかな、僕のブログは無名の極みにあり、例え良い記事であってもはてブがつかないことがざらにある。 憎い。アルファブロガーが憎い。そんな記事僕にも書ける!と言いたい。でも怖くて言えない。 なんかもうモヤモヤしてきたので、今まで書いた記事の中で僕自身がオススメする無名エントリを紹介したい。 どこから切ってもはてブゼロ。 matlabで楕円を描く方法(改) - マトリョーシカ的日常 検索流入数第一位。MATLABというプログラミング言語で楕円を描くための方法を書いた。今でも追記を少しずつ書き足している。 才能にあふれた20代を心底憎む大学院生 - マトリョーシカ的日常 shi3zさんの記事を参照したら、まさかの人登場。コメントを頂いてしまい僕

    はてブ1user未満!誰も知らない僕のエントリ - マトリョーシカ的日常
  • 無印で買った315円のブックカバーが想像以上に使いやすかった - マトリョーシカ的日常

    ブックカバーが欲しかった 僕は書店で必ずカバーをつけてもらうことにしている。が傷つくと売るときの査定に響くし、やっぱりきれいにを扱いたい気持ちがあるからだ。そして一回読んだはカバーを外して、背表紙が見えるようにしている。棚に自分の気に入った背表紙がずらりと並ぶ姿は壮観だ。 しかし再読するときにまた書店のカバーを使う訳にはいかないので、長い間ブックカバーがほしいなーと思っていた。でも良いものは高いし、安いものは使いづらそうなイメージがあった。 無印良品ネットストア そこで無印良品である。先日ひさしぶりに行ってみたらなんとブックカバーが315円で売られていた。新書サイズもあってそちらは350円。茶色と黒の二種類があった。少し迷って茶色を購入。 使ってみると思いのほか質感がいい。やや紙っぽいがぺらぺらではなく、しっかりとした厚紙を触っている感覚だ。まわりと取り囲む縫い目がよりオシャレにみ

    無印で買った315円のブックカバーが想像以上に使いやすかった - マトリョーシカ的日常
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