気付いたことの2つ目は理解の壁についてです。オブジェクト指向の壁デザインパターン、共通性/可変性分析、パルナスの規則、と多くの記述の中に以下の文言が出てきます。「インターフェイスを用いて設計しなさい」簡単に書いてあります。でも、確かに、本当に、この言葉に集約されているのではないかと思います。正しいことを言っています。問題は、この1行だけを見ても、そこからオブジェクト指向の本質を理解して設計することが出来ないことです。この1文の字面の意味はもちろんわかりますが、これだけで理解が腹に落ちる人はいないと思います。だから私も含め、多くの人が困っているのではないでしょうか。「なんで」、と。「デザインパターンとともに学ぶオブジェクト指向のこころ」の筆者ですら、まえがきの中で「最初はインターフェイスの利点を活用しきれていなかった」と述懐しています。逆に、オブジェクト指向をよくわかっている人からすると、じ
2007 年 9 月にモデリングフォーラムの基調講演を行うために責務駆動設計の主唱者である Rebecca Wirfs-Brock さんが来日されました。その際、オブジェクト広場編集部ではインタビューを実施しました。その様子を、2 回に渡りお届けします。 Rebecca Wirfs-Brock さん (以下、レベッカさん) は、責務駆動設計 ( Responsibility-Driven Design ) の考案者です。また、「Object Design : Roles, Responsibilities,and Collaborations (邦訳: オブジェクトデザイン - ロール、責務、コラボレーションによる設計技法) 」と古典的な名著となった「Designing Object-Oriented Software」の主著者でもあります。 前編のインタビューでは、主に責務駆動設計につい
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