ネタバレはほぼ無しのわたモテ感想です。 1、きっかけはクリロナ 『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(以下「わたモテ」)の面白さが常軌を逸している。この「面白い」はカルト的な、狭い範囲のオタクに向けた面白さ、ではない。この作品を寄生獣やベルセルクなどと並び称する人がいたとしても驚かないし、もし自分が中学生だったら卒業文集の尊敬する人の欄に「黒木智子」と書いていたかも知れない。そういうレベルの作品だ。 私がわたモテを1巻から読み始めたのは今年の8月末。ガンガンオンラインで最新話を追うようになったのは7月初旬の加藤さんクリロナ回(喪137)からだが、この時は最新話をサラッと読んだだけなので当然その複雑すぎる人間関係を全く理解できず、面白いもつまらないも無かった(クリスティアーノ・ロナウドのことは別に好きではないが強くリスペクトしている〈はねバド理論〉ので、Twitterで話題になって