Published 2022/02/26 10:00 (JST) Updated 2022/06/12 15:10 (JST) 新型コロナウイルス感染症を軽症のまま回復した記者は、その後に悪化した後遺症で約1年もの間、苦しめられた。長期の休職を経て、やっと復職したところまでは前回の記事(「軽症で回復したはずだった」コロナ後遺症の深刻な実態 1年以上苦しみ、今なお治らない記者の記録https://nordot.app/859257660718088192?c=39546741839462401)で記述した通り。体調は感染前と比べてほど遠い状態が続いているが、ここまで苦しめられた後遺症の「正体」を自分で探し歩くことに決めた。(共同通信=秋田紗矢子) ▽ずっと疑っていた「脳の異常」 後遺症がここまで長引くのはなぜなのだろう。最もつらかったのは、体の中で何か強い炎症が起きているような不快感と体の痛