さまざまな未利用エネルギーを使って発電する取り組みが進んでいる。東京薬科大学など4つの大学・企業は、廃水を使って発電する「微生物燃料電池」を開発した。従来の廃水処理と同じ効率を達成しつつ、発電が可能だ。 全ての生物の基本構造となっている細胞。細胞はエネルギー源となる有機物などを取り込んで分解、そのときに生じるエネルギーを使って生きている。細かい手法は異なるものの、基本は細菌からヒトまで共通だ。このエネルギーを直接取り出すことができれば、「生きた電池」が作れるはずだ。 東京薬科大学生命科学部教授の渡邉一哉氏のグループは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受けたプロジェクトにおいて、廃水を使って発電する「微生物燃料電池」の性能向上に成功した*1)。同プロジェクトには、東京薬科大学の他、東京大学と積水化学工業、パナソニックが参加している。 *1) NEDOの委託事業「グリー
国会議事堂を取り囲み、「みんな手をつなごうよ。それがつながるってことじゃない」との呼びかけに手をつないで脱原発を訴える参加者ら=2日午後5時48分、東京・永田町、小川智撮影原発の再稼働反対を訴える「6・2つながろうフクシマ!さようなら原発集会」に参加した人たち=2日午後1時12分、東京都港区の芝公園、朝日新聞社ヘリから、杉本康弘撮影国会に向けデモ行進する「6・2つながろうフクシマ!さようなら原発集会」の参加者たち。先頭中央は作家の大江健三郎さん=2日午後2時35分、東京都港区、小川智撮影 【木原貴之、成沢解語、八木拓郎】なし崩し的に再稼働を進めていいのか――。東日本大震災後から脱原発を訴えてきた団体などが2日、7月の参院選を前に、東京都内で大規模な抗議行動をした。一時ほどの盛り上がりはない。それでも、「自分の思いを誰かに伝えたい」と、多くの人が集まった。 デモや集会を呼びかけたのは、毎
【小宮山亮磨】認知症が疑われるお年寄りのうち、5%の人は耳に大きな耳あかが詰まっていたとの結果を、国立長寿医療研究センターなどがまとめた。耳あかを取り除くと聴力があがり、認知機能もよくなったという。 同センター耳鼻咽喉(いんこう)科の杉浦彩子科長によると、物忘れ外来を受診した614人のうち、耳に小指の先よりも大きな耳あかが詰まっていた人が32人いた。30人を対象に調べると、耳あかを取り除く前は平均44デシベルの音までしか聞き取れなかったが、取った後は39デシベルまで聞こえるようになった。 認知機能テストでは耳あかを取る前は平均17・0点だったが、取って平均1カ月後に調べると17・8点になった。脳への刺激が増え文章の理解力なども上がった可能性があるという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞
「いつまでも若くいたい」というのは、大人なら誰もが抱く思いです。 このアンチエイジングについて、ユニークな研究成果が発表されました。 「実際の年齢よりも顔が老けて見える人は、体の血管の老化も進んでいる」というのです。 その研究の中身は?そして、どうすれば「見た目」と「血管」の老化を防ぐことができるのでしょうか。 見た目で分かる血管の年齢 老化の進み具合を検査する「アンチエイジングドック」を早くから開設し、老化研究の拠点となってきた愛媛大学医学部附属病院。 この病院でドックを受診した273人のデータを基に、去年、ユニークな論文が発表されました。 見た目の年齢から、体の血管の老化が分かるというのです。 診断の方法は? その方法は・・・。 まず、専用のソフトで皮膚のたるみやシワ、目元の角度などを解析。 それを100万人分の顔のデータと照らし合わせ、「見た目年齢」を推定します。 続いて「
東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムを含む魚介類を食べて起きる日本人の内部被ばくは、年間0・032ミリシーベルトと低いレベルにとどまるとする研究結果を、米ストーニーブルック大のチームが米科学アカデミー紀要電子版に3日発表した。 単純比較はできないが、自然界で生成されて魚に多く含まれる放射性ポロニウムの数十分の1の水準。チームのニコラス・フィッシャー教授は「“安全”という言葉は使えないが、がんを引き起こすレベルに比べてはるかに低いと言うことはできる」としている。 チームは、原発事故後にマグロなどの魚介類や海水中から検出されたセシウム134と137の濃度を分析。市場に流通している魚介類を日本人の大人が1年間に約57キロ食べると想定し、体内に取り込まれる2種類のセシウムによる被ばくを計0・032ミリシーベルトと推計した。(共同)
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