5年ぶりにネットカフェを利用した。 最後に利用したのは学生時代。 今、私は社会人。独身。 学生時代には気づかなかった、ネカフェの“異常さ"に驚いた。 気楽な学生身分だった頃は、ネカフェをただの娯楽サービスだと思っていたけど、違う。 宿泊施設だ。借りの、というより長期滞在向けのそれに近い。 ネットカフェ難民という言葉は5年前にもあったし、知ってはいたけど、それを肌で実感した。 自分が働くようになり、生計を立てるということを意識するようになったからだと思う。 ただ、難民というよりは“住人”に近い心証を受けた。 インターネット、オンラインゲーム、アダルトコンテンツ、オフィスソフト、テレビ、ドリンクバー、飲食物、スロット、コピー機、漫画、雑誌、コンタクトレンズの洗浄セット、シャワー室、ライター。 何でもある。 本当はもっとある。カフェのHPには夥しい数の、文章に起こす気が失せるほど種々雑多なサービ