かつてAVEXグループ傘下のレコード会社ハッチ・エンターテイメントに、「LOiD」と呼ばれるレーベルがあった。ネット出身のアーティストを起用し、独自の企画で音源化するスタンスで、ファンからの人気も高かった。 しかし2010年末、ハッチ・エンターテイメントのAVEXへの吸収合併によりLOiDレーベルも消滅。すべてのタイトルは市場在庫だけとなり、ダウンロード音源の配信も停止した。 ところが。LOiD消滅から約1年と4ヵ月、なぜか「しんがー・そんぐ・らいてぃんぐ(LOiD-03)」※というタイトルのコンピレーションCDが、ビクターエンタテインメントから発売されることになった。普段は合成音声で作品を作っているクリエイターに、自分自身の声で持ち曲を歌わせてみた、という内容のアルバムである。 このアルバムタイトルに付いている「LOiD」とは何なのか。それがビクターからリリースされるのはなぜ? そこで、
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