こんにちは 今回は、エカテリーナ宮殿の二回目にして最終回をお届けします。 今回は主に、皇帝やその家族が過ごした奥のプライベートのスペースをご案内します。 ところで、エカテリーナ宮殿の名前は、歴史に有名な女帝エカテリーナ2世の名を付けたと思わ れがちですけど、ではなくてエカテリーナ1世の名を付けたのでした。 1世は、ロシアの初代皇帝であるピョートル大帝(青銅の騎士像)の二番目の妻でした。 このエカテリーナ1世の、あり得ないほど数奇な運命には驚くばかりです。 彼女はリヴォニアという小国の農民の家に生まれ、夫が戦死した後ロシアの捕虜となり、ロシアに 連れてこられて洗濯女(奴隷)として働いていました。いきさつがあって、ピョートル大帝の所に労働力として献上され、大帝と出会います。 大帝に気に入られて愛人になり、やがて正式の妻(后妃)となり、大帝亡き後大帝の跡を継ぐ形で第2代ロシア皇帝の座に就きます。
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