大相撲の十両貴公俊(たかよしとし、20)が付け人に暴行した問題で、師匠の貴乃花親方(元横綱)が19日朝、京都府宇治市の貴乃花部屋宿舎で取材に応じた。「暴力をしたのは事実。本人に確認しました。申し訳ないことです。どんな理由であれ、暴力はあるまじき行為。反省以上のものをしないといけない」と謝罪した。 貴公俊は春場所9日目の19日から休場させるという。唇などにけがを負った付け人は出場する。貴乃花親方は19日に日本相撲協会に対して暴行問題の経緯を説明するという。 問題が起きたのは春場所8日目の18日。目撃した関係者によると、貴公俊が取組を終えた後、支度部屋に戻ったところで付け人の顔を数回殴ったという。理由は、付け人が貴公俊に取組のために入場するよう伝えるタイミングが遅れたためとみられる。 貴公俊は栃木県出身。十両貴源治(たかげんじ、20)の双子の兄で、元横綱日馬富士の傷害事件の被害者で3場所ぶりに