給与と外注費の税務上の違いについて 会社が支払った経費が「給与」になるのか「外注費」になるのか、これは税務調査などでもよく問題となる点です。まずは両者において税務上においてどのような違いがあるのかを簡単にご説明します。 給与 アルバイト、パート、社員などいろいろな雇用形態がありますが、すべて給与支給時に所得税の源泉徴収義務が生じます。また、給与に対して消費税はもちろんかかりませんので、消費税は不課税取引として取り扱われます。 外注費 外注費の場合は、源泉徴収の必要はなくなります。(但し、所得税法第204条第1項に該当する報酬・料金については、源泉徴収が必要です)また、外注先への支払いは消費税がかかりますので、消費税は課税仕入取引として取り扱われます。 両者を比べてみると、外注費で支払った場合は、源泉徴収義務がなく、本則課税で計算している場合は消費税に関しても課税仕入取引となりますので、実際
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