インスリン抵抗性 インスリン抵抗性と血糖値 インスリン抵抗性とは、肝臓や筋肉、脂肪細胞などでインスリンが正常に働かなくなった状態のことをいいます。インスリン抵抗性があると、食事で高くなった血糖値を感知して、すい臓からインスリンが分泌されても、筋肉や肝臓が血液中のブドウ糖を取り込まないため、血糖値が下がらず、糖尿病の発病につながります。 原因 このような状態が起こるのは、インスリンの働きを妨げる物質が体内で増え、インスリンが筋肉や肝臓の細胞に信号を伝える仕組みが働かなくなるためです。 インスリン抵抗性は、肥満(とくに内臓肥満)、高血圧、高トリグリセライド血症(脂肪の一種であるトリグリセライド〔中性脂肪〕が高くなる病気)、低HDLコレステロール血症(善玉コレステロールが少なくなる病気)の方に多くみられることから、インスリン抵抗性は、血糖値だけでなく血圧やコレステロール、トリグリセライド(中性脂
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