ライオンゴロシの存在を初めて知った時爆笑した。ライオンゴロシは、すげえ硬いマキビシみたいな植物で、しかも針の一つ一つに返しがついててなかなか抜けねえらしい。で、うっかり口とか脚とかに刺さるともうどうしようもなくなって死ぬしかないから、ライオンですらそうだからライオンゴロシだってさ。笑うよね。俺は生まれてこの方、どれだけの水を飲んできたかわからないけれど、ミズノミとは呼ばれたことが生まれてこの方ないんだよ。だからライオンゴロシって名前をつけられるのはすげえことなんだなと思う。ライオンゴロシがなんでそんなことをするかと言うと、もっと地球上においてメジャーになりてえからなんだと思う。ライオンがライオンゴロシ刺さったまんま、痛えよ痛えようってよろつけばよろつくほど、ライオンゴロシも移動してる。つまり領土も増やしてる。生き物なんか全部そうらしいよ。カビとかもなんかそんな感じらしいし。果実だってそう。