ブックマーク / zuisho.hatenadiary.jp (126)

  • 歯のないおっさん、日雇いの棚卸しバイト、10年の月日 - ←ズイショ→

    仕事の出先の町で昼飯をおうとそば屋に入った。カウンターで値段相応の安っぽいほとんど衣で海老はオマケみたいな天そばを口の中にかきこんでいると隣の席に前歯のない小柄なおっさんがどかっと座って、かけそばとカレーライスを頼んだ。一目見て思い出した。俺はこのおっさんを知っている。そうともこの町は、かつて俺が日雇いの棚卸しのバイトをしていた、その事務所が立つ町だった。 棚卸し代行、店舗の閉店と共に店に入り翌日の営業時間までに売場とバックヤードとにあるすべての商品の個数を数え切る、そんな途方も無い作業をクライアントに代わってやってのける、そんな仕事だ。企業がわざわざ棚卸しをしたい時期というのはゴールデンウィークがどこも混むのと同じ理屈である一定期間に集中するので閑散期と繁忙期が極端に分かれる。だいたいは夏と冬だ。 繁忙期はまさにの手を借りたいので人海戦術で日雇いの条件で労働者を雇いまくる。「ものを数

    歯のないおっさん、日雇いの棚卸しバイト、10年の月日 - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2018/11/03
    "その家路の果ての途中が今なんだと思って、僕はまだ最果てに向かう道半ばなのだと思った"
  • フケに立ち向かえない人間、とりあえずオクト試せ - ←ズイショ→

    読んだ。 で、何を隠そう私もフケに長年悩まされてきた人間だ。これ全部砂金だったらいいのにくらいのフケを排出しながらここまで生きてきた。 言いたいことは掲題の通りだが、この元増田は無論「それくらい試したわこの糞が」と思うであろうし、フケという問題に立ち向かってきた人間はみな同様の感想を持つだろう。しかしブコメを読んだ感じ、そして俺の実体験を踏まえても、そういうふうに色々を試すこともせず自分同様に「仕方のないことだ」と諦めているような人間も世の中にいるような気がしたので珍しく善意で筆を取る次第だ。フケは辛いが、仕方ないというほどではない。一回なんとかしてみてもいいのではないかと思うのだ。 フケが出るようになったのはいつからだろうか、なんか小学校高学年から中学生なるくらいだったと思う。フケとの記憶の一番初めは、ぼくの学習机である。学習机にはスーパーマリオワールドの下敷き?中敷き?保護カバー?が敷

    フケに立ち向かえない人間、とりあえずオクト試せ - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2018/10/24
    “フケに悩んでる人間。そういう人たちに向けて「フケがあった人類が今こうして生きてる」ってのを伝えたかった”
  • 愛は醜い - ←ズイショ→

    たとえば体罰とかハラスメントとか果てはストーカーとか痴情のもつれとか、たびたび加害者が「愛してるからやったんだ」「愛情がない相手にはそんなことしない」みたいなことを言ってるのを見かける。 それを見てみんな「ふざけるな」「そんな言い訳が通じるわけないだろ」と憤る。ここまではわかる。 「お前のそれは愛ではない」「お前の愛は正しくない」こうなってくると俺はちょっとわからなくなる。 別に愛だろうがなんだろうが知ったこっちゃないがダメなもんはダメ、で良くない? それが当の愛だったとしても加害を正当化する理由にはなりません。それじゃあダメなの? なぜ人は、他人の愛が当の愛か、正しい愛かを判断しようとするのだろう。 それは結局みんな「来なら許されない何かが愛を理由に許されることがある」と信じてるからなのではないだろうか。 愛を理由に自分の行動を許される余地は残しておきたいと心のどこかで思っているか

    愛は醜い - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2017/12/18
    夢や希望も似ている気がする
  • 神ゲー『ワンダと巨像』の思い出 - ←ズイショ→

    ファンが待ち続けたっていう『人喰いの大鷲トリコ』がついに発売ってことでレビューとか視界に入ったら見てるんだけど、なんかやっぱすげーのな。ゲームの話をしてこんなこっ恥ずかしい酔っ払った文章になることって人間なかなかないよ。そんなとんでもないもん読んでるとやっぱすげーなー俺もやりたいなーとは思うんだけど如何せん我が家にあるのは10年以上前に実家出る時に持って来た今はずっと埃をかぶってるPS2と先日発売したところのファミコンミニしかないわけで、つまり今の自分の生活におけるゲームのプライオリティってその程度なのでいいなーって言ってるだけでじゃあ『トリコ』実際にプレイするかって言われたら限りなく怪しいんだけど、やりたいことやったもん勝ちなのはわかってるけどつまり俺の青春は終わっちまったってことなのかいって言い方をするならば人間やりたいことはたくさんあるので仕方がない。それで今、なんとなくYahoo

    神ゲー『ワンダと巨像』の思い出 - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2016/12/08
    すばらしい
  • ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のガッキーかわいすぎてゲボ吐きそう - ←ズイショ→

    新垣結衣がかわいすぎてゲボ吐きそう。冒頭、情熱大陸風の演出パートがあってそこは映像のタッチもドキュメンタリー風であんまり照明パーンて当ててる感じじゃないんだけどガッキーだけ他のエキストラと画素数が違う。マジでガッキーだけブルーバックで撮影して後でエキストラがオフィスをウロウロしているシーンに合成で嵌め込んでるんじゃないかってくらい一人だけ常軌を逸してかわいい。他の人間がアスペクト比4:3の世界の住人であるのに対してガッキー一人だけアスペクト比16:9の世界からやってきた新人類ってくらい圧倒的にかわいい。こんなことってあるの。俺はもともといわゆる正統派美人みたいなタイプの女優があんまり好きじゃなくってそれは顔かわいいんでとりあえずかわいいヒロイン役をやらせときましたみたいな役ととりあえずやってみてる感じが全然好きじゃないからで、顔や声の特性と完全にマッチしたはまり役のキャラクターに出会って素

    ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のガッキーかわいすぎてゲボ吐きそう - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2016/10/14
    思ったより読みやすかった
  • 【お知らせ】弊ブログにおける嫁がズイショさんを呼ぶ二人称について - ←ズイショ→

    いつも弊ブログを御覧いただき誠にありがとうございます。 早速ですが掲題の件についてご報告させて頂きます。 かねてより弊ブログでは文中にズイショさんの配偶者(以下、嫁)が登場した際のセリフに関して「私そんな喋り方しないよ」という旨のクレームを嫁人から頂戴しておりました。 ご指摘頂いている件については要因がいくつか考えられるのですが、その一つとして嫁がズイショさんを呼ぶ際の二人称を改変しているという問題が挙げられます。 基的に弊ブログ内にてズイショさんと嫁の会話を記述する際、嫁はズイショさんのことを「あなた」と呼んでおりますが、これは事実と相違します。 改変を行っている主な理由は「ズイショさんのイメージ、また弊ブログの文体・文調にそぐわない」「のろけすぎている」などがありました。 しかし、定期的に発生する嫁人からのクレーム及びよりリアルに肉薄した文章を書きたいという弊ブログの理念を鑑み

    【お知らせ】弊ブログにおける嫁がズイショさんを呼ぶ二人称について - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2016/09/30
    ←ズイち→
  • 「楽しい会話」は「わかりあえる会話」とは限らない - ←ズイショ→

    コミュニケーションについての話をしますが、どうしても「それができりゃ苦労しない」という部分を含みますので、まぁ参考にできそうなところだけ各自持って帰ってください。 また、全体としてこの文章で考えたいのは「相手に複雑な情報を正確に伝える」ではなく「人とお喋りして楽しい時間を過ごす」であることを事前に共有お願いします。 最近「私、コミュ力がなくて、人と話すのが苦手なんです」という相談をたまたま複数人から連続して受けていて、私は、そうなんだそれは大変だねどうしたものかね、と話を聞いていた。こういう時よく「さて、コミュ力とはそもそも何か?」みたいな展開になりがちなのだけど、問題に対して正しい明確な正解があるのは問題の作成者が問題を正しく理解して問題を作っている場合だけである。「人と話すのが苦手でして……」と恥ずかしそうに頭を掻く彼らがそんな優秀な問題作成者であるとは私には思えない。彼らのいうそのセ

    「楽しい会話」は「わかりあえる会話」とは限らない - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2016/08/23
    わかりあいすぎると最終的に話すことなくなるしなー
  • 街中で見かける「親子」という密室と部外者であるところの僕 - ←ズイショ→

    子育てに関する話題なんですけど何せこれ書いてる奴が育児未経験者なので自分が子供だった頃の記憶なんかも頼りに想像で書いてる部分が多分にあります。童心に帰るために今となっては全くべたくない完全序盤先行型最初の1分だけ引くほど味が濃いでお馴染みバブリシャスガムを噛みながら今、キーボードを叩いています。ばぶー そういえば僕は田舎の出なもんで、そして当時の時代の空気というのも今とは随分違ったものですから、割と道端ですれ違う人の好意というのは素直に受け取るもんだと思って育ったし自分の好意もそのように受け取られるもんだと当たり前田のクラッカーくらいの調子で信じて生きてたんですけど地元を離れて一人都会で暮らし始めた時分、僕はその日厚い雲が空を覆い陽の光ひとつ届かぬ猛吹雪の中友人の家に遊びに行こうとてくてく道を歩いていたんですけど、今これを読んでた人は「いや、吹雪いとるやないか、田舎やないか」と思ったと思

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    inujin
    inujin 2016/05/31
    長い煙幕
  • 僕の考えた実写版ポケモンキャスト - ←ズイショ→

    1.フシギダネ:たんぽぽ・川村 2.フシギソウ:藤田ニコル 3.フシギバナ:土屋アンナ 4.ヒトカゲ:瑛太 5.リザード:松田翔太 6.リザードン:寺島進 7.ゼニガメ:武井咲 8.カメール:市川実和子 9.カメックス:吉川晃司 10.キャタピー:高嶋政伸 11.トランセル:斎藤洋介 12.バタフリー:西島秀俊 13.ビードル:中丸雄一 14.コクーン:上田竜也 15.スピアー:亀梨和也 16.ポッポ:松坂桃李 17.ピジョン:夫木聡 18.ピジョット:バナナマン・設楽 19.コラッタ:中川家・剛 20.ラッタ:中川家・礼二 21.オニスズメ:小藪千豊 22.オニドリル:加藤浩次 23.アーボ:加藤諒 24.アーボック:相島一之 25.ピカチュウ:菜々緒 26.ライチュウ:江角マキコ 27.サンド:小嶋陽菜 28.サンドパン:小池栄子 29.ニドラン♀:仲里依紗 30.ニドリーナ:優香

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    inujin
    inujin 2016/04/05
    これはいい昼休み
  • 妻の同僚の息子のシュウ君 - ←ズイショ→

    女ってやつは、なんて枕をわざわざつける必要はないんだろうけど、世の中にはその日にあった出来事とかその時思ったことを何でも思い出した順番に話すタイプの人っていうのがありますね。例えばうちの嫁です。一日を終えて家に帰ると、その日に誰かとした会話とか思いついたことだとか何やかやと述べつ幕なく喋ってくれるもんで、もうこいつはほとんど幼女だなと思ってかわいいなぁと思いながら僕はうんうんと話を聞くわけです。たぶん職場でいちばんすきなのは誰でにばんめにすきなのは誰かとかも聞いたら全部教えてくれるんじゃねえかなと思うわけです。理由も聞いたらどんぐりをいっしょにあつめてくれたからとかちゃんと教えてくれるんじゃねえかなと思うわけです。だからそれ幼女じゃん。俺なんかは割りに「これはつまんねえから話すほどのこっちゃねえな」みたいなことを考えるタイプですから、いや、向こうだってそういうことは考えてるんでしょうけど、

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    inujin
    inujin 2016/03/15
    四コマ目をやたら言いたがってうざがられるタイプです
  • 桐谷ヨウという最高の他人、あるいは会いに行けないヤリチン 『でも恋』感想文 #でも恋 - ←ズイショ→

    3月、とある日曜日の昼下がり、すっかり春めいた陽気に浮かれてベランダを全開にしてウクレレの練習をしてたら一羽の鳩がどーん!って突っ込んできてそのままうちのリビングの49型のテレビにばーん!ってぶつかって、テレビの液晶にはロールシャッハテストとして出題したら10人中9人が「鳩!」って答えるだろうってくらいキレイに両翼広げた鳩の型が判を押したみたいに残っててちょうどCMやってた楽天カードマンがより仮面舞踏会みたいな感じになってんのね。「ど、どうしたー!?鳩よー!?」つってよく見たら脚のところに一冊の書籍がぶら下がっていて、それは天才恋愛コラムニスト・桐谷ヨウさんの『仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。』だったんですね。それで俺は「は、鳩よ。東京から大阪までこんな400ページ近くある分厚いをよくぞ届けてくれたな……。しかし天才恋愛コラムニストってすごい肩

    桐谷ヨウという最高の他人、あるいは会いに行けないヤリチン 『でも恋』感想文 #でも恋 - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2016/03/07
    『天才桐谷の色気が出るブログ』
  • ちょうどいい生活音の感覚が自分と異なる人と暮らすのは大変 - ←ズイショ→

    それがふつうと言ってしまうと語弊があるが僕は十八歳まで実家で暮らしてそれから一人暮らしを始めて二十六歳の時に結婚して、それから結婚した人と一緒に住むようになった。相手の女性ももちろん僕と同じように結婚するまで実家に住んだり一人暮らしを経験したりしている。そしてこれまた当たり前の話だが僕の「実家で暮らす」と彼女の「実家で暮らす」の実家は別の実家なわけでつまり別のルールに基づいて動く、それぞれ別の環境である。そんな二人が一緒に暮らそうか何故なら一緒に暮らそうと決めたからと一緒に暮らし始めると、それまでふつうだと思っていたことがどうやらふつうじゃないらしいことが進研ゼミの問題がテストにも出るくらいの勢いで頻出する。 そこで我々は都度都度どちらのふつうが真のふつうであるか雌雄を決する。 わけではなく、これからの二人にとっての新しいふつうを考え作っていく。 そんな調子でぼちぼち三年以上の歳月を重ねて

    ちょうどいい生活音の感覚が自分と異なる人と暮らすのは大変 - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2016/03/01
    生活してるうちに気になる部分が新たに発掘されてく感はあって、安定だの維持だのは幻想だなと思ったりする
  • 今だからこそ提案したい「サードブロガー」へのお誘い - ←ズイショ→

    むかしむかし、あったとさ。 いぬじん(id:inujin)というコーヒーをよくこぼす犬がかつて、「サードブロガー」なる概念を考案した。 その頃はtwitterだのfacebookだのが(今ほどの社会的影響力はないにせよ)インターネットユーザーに浸透してきていたような時分で短文によるネットでのアウトプットが万人のものとしてポピュラーになってくる一方、それは時を同じくして〈だからこそ〉という形で短文ではどうにも物足らずブログという長い文章をネット上に残す様式が再注目される時期でもあった。 僕がブログを書き始めたのもだいたい同じような時期であったと記憶している。もうたかだか140字で言えることは大体ぜんぶ言ったけども、もっと喋りてえな。じゃあブログだな。きっとそういう人たちがブログに目をつけた。 そうして一部の物好きがブロゴスフィアという新たなフィールドで何を書いたらいいものやと各人がディスプレ

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    inujin
    inujin 2016/01/20
  • 「コンビニ店員が出てくる話」の修正に関するご報告 - ←ズイショ→

    昨日書いたオシャレコンプレックスのエントリのブコメを眺めていると、ズイショはコンビニ店員と仲良くしてるみたいな話をしていたので服屋の店員とも仲が良いものだと思っていたが、みたいなことを書いてる人がいて、それで俺は「あれ、俺そんな話したっけ?」といつものように全く覚えていなかった。自分で喋ってる内容を俺はけっこう忘れがちなのだ。なので、心当たりがある僕がよくする「コンビニ店員が出てくる話」を「これですかね?」という確認の意味で書く。 僕は大学に入りその後就職して入籍して今の家に引っ越すまでの6年だか7年だかずっと同じ下宿に住んでいたのだけれど、その間ずっと使っているコンビニがあった。それで、両家顔合わせも終わり、じゃあ結婚しましょう、式を挙げる前に入籍を済ませてまずは一緒に住み始めましょうという段取りになったので、やがて引っ越しの日が近づいてきたのだけれど、そのコンビニには僕が初めて行った時

    「コンビニ店員が出てくる話」の修正に関するご報告 - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2015/10/31
    本人同士にしかわからないから面白い、というのもある気がします
  • もしも福山と結婚報告かぶった話をジュニアがしたら - ←ズイショ→

    え~~、わたくしごとになるんですけども、先日わたくしとうとう結婚の方をさせて頂きまして! ありがとうございます!ありがとうございます! で、例えばダウンタウンさんであるとか!一部の普段めっちゃお世話になってる兄さんがたにはですね、僕のほうから、共演する時に楽屋に挨拶させてもろたり、お事にお誘いさせていただいたり、とりあえず電話だけさせてもろたりとか、できるだけ事前に自分の口からご報告できるようにはさせて頂いてたんですけれども、実際今日の出演者の中にもネットニュースであるとか、メディアを通してお伝えする形になってしまった方もいてはります!すいませんでした! で、これはその、報告の舞台裏と言いますか、結婚を世間の皆様にご報告させて頂いた日の話になるんですけれども。 で、何せ結婚報告なんて、当たり前ですけど初めてのことですから、右も左もわからん状態で! その月の初めにね、その今回結婚させて頂く

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    inujin
    inujin 2015/09/29
  • 「誰も傷つけない表現などない」についての僕の暫定的な見解 - ←ズイショ→

    twitterを眺めてたら誰かが「誰も傷つけない表現などない」あるいは「誰も傷つけない表現はつまらない」とかなんかそんな、ちゃんと読んでないので細かい言い回しは忘れたけどなんかそんなような手垢のついた話題をやっていて、でも俺もずいぶんしばらく手に取ってない話題だなと思って、引き出しから久々に取り出してみたらこれがまあ埃も被ってるし手垢どころか油がじっとりと滲んだようにベタベタだ、良い機会だしここはひとつこいつをピカピカに磨き上げられやしないか試してやろうと手に取ってみた。なので、今回はネットなんかでもよく言われる「誰も傷つけない表現などない」というフレーズについて今日は考えたいと思います。 twitterのその人からするとエアリプめいた行為に見えるかもしれないけど、いや全然そんなんじゃないから。あの、誰かがテトリスやってるの見てたら自分もテトリスやりたくなるみたいなのあるじゃん、あの感じ、

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    inujin
    inujin 2015/09/26
    ぜんぶテトリスのせいだ
  • 複数の世界を同時に生きる。重ねて生きる。 - ←ズイショ→

    読んでいて、考えた、とりとめのない話をします。 上の記事ではリアルの世界とインターネット世界という二つの世界が近頃シームレスで今後ますますシームレスになってくるだろうと思われるのでとりあえず東京シームレス音頭を作ってみんなで踊ろうという提案をしています。東京シームレス音頭は何せシームレスな音頭ですから順打ちにあわせて踊ると憂いを湛えてお耽美ながらも情熱的な人間賛歌的な踊りになりますが裏打ちにあわせて踊ると陽気ながらも無機質で踊り手の顔がどこかボヤけて見えるデストピア的な風景を感じさせます。このままもう2000字くらい東京シームレス音頭の話を続けて世界観を確立することは可能なのですがそれをやると完全に最初しようと思っていた話を忘れるか「もういいや」という気分になることが予想されるので切り上げます。 今後ますます二つの世界をシームレスにしそうなインターネットアイテムとしてチェコ好きさんはApp

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    inujin
    inujin 2015/06/10
    重ねる技術についてもっと共有したい気する
  • 加害者を作らないための話を上手にするのムズすぎ問題 - ←ズイショ→

    コメント欄の遣り取りが面白かった(面白かったって言い切るなよ)。 100人が100人をぶん殴った時に100人全員がちゃんと相応の罰を受けることが望ましいのは当たり前。当たり前だけどそれが今ちゃんとできているのかというとどうもそうでもないらしいので、それが当たり前の世の中になるためにみんなちゃんと怒らなくちゃならないというのも当たり前。 一方で、100人が100人をぶん殴った時に100人全員がちゃんと罰を受ければそれで万事オッケーなのかというと、それだけじゃあまだ随分足りない。ぶん殴った奴が適切な罰を受け、それを見届けた人たちが「よかったよかった」と言いながら解散した後に残るのは、100人の殴られた人だけだ。それなりの罰が向こうに下ればそりゃあ少しは気が済むのかもしれないけれど、最初から何もなければそれが何よりだったはずなのも当たり前だ。 別に殴られる方だって、そいつがもっと他のたくさんの人

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    inujin
    inujin 2015/03/06
    「熊が晴れて人食い熊認定されるのはいつだって人が食べられた後なのです。そういうのはもううんざりなんですよ」
  • 文章が語りかける相手と想定読者はしばしば一致しない - ←ズイショ→

    このブログ記事を見かけて「この話をするのにこのタイトルつける感覚がイクメンっぽいなと思った」とツイッターでコメントした。で、なぜそんな風に思ったのかがぼんやりわかったのでぼんやりだけでも頭に残ってるうちにメモ。 文章が語りかける相手と想定読者はしばしば一致しない。このほう太パパさんという人は主に育児を題材にしたブログを書いている人なんだけど、冒頭に挙げたエントリなんかはタイトルからして顕著ですが、この方の文章って「育児をしていない人向け」という設定で書かれてる印象が強い(ように俺には見えた)。しかしコメントやはてなブックマークを覗いた感じ実際に読んでいる層は育児経験者ばかりだったりする。なんか、ここのギャップが気になる。 いや、実際には書いてる人も「僕が書いた文章を読むのは育児をしているお母さんお父さんだ」とは思っているのかもしれない。けどなんか文章の要所に「知らない人に教える」みたいな話

    文章が語りかける相手と想定読者はしばしば一致しない - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2015/02/18
    ぼくの話法はすべて確信犯でやってるのでたぶんいつかしばかれる
  • 嫁に「楽しい話して」と言われたので、した話を、します - ←ズイショ→

    痴漢とか性犯罪とかの話がなんか盛り上がってまして、僕は結構そこらへん喋りたいことが多い人で、何せ僕はどう転んだっていつだって悪意が先手を取ってくるっていう構造上どうしようもないところが非常に鼻持ちならなくて理不尽すぎてちょっと考えただけでむかついてくるんですけど、だからと言って自分には関係ない、滅多な確率で起こるもんでもないと蔑ろにしたところでやってくる時はやってくるわけで、「あんまりだ」と嘆いたりその悪い奴をどうこうしたりってのは常にやられた後の話になってしまうのでそれじゃあ意味がなくてそれこそ「あんまりだ」なので、そういう馬鹿がやってくる前に、ダルいですけど日頃考えとかなきゃならん問題だよなぁと常々思っているものですので、嫁となんかそこらへんの防犯意識的な話をちょろっとしました。が、このエントリの題はそこらへんの話ではなく、まぁそこらへんの話は自分の中でもうちょっとまとまったらそのう

    嫁に「楽しい話して」と言われたので、した話を、します - ←ズイショ→
    inujin
    inujin 2014/12/10
    楽しい話でした