ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (64)

  • ブログという長すぎる遺書、あるいは往生際の悪い存在証明について - いつか電池がきれるまで

    特別お題「わたしがブログを書く理由」 もう20年以上ブログを書いてきた。 最初は「日記」それから個人サイトを作り、ブログになってからは映画の感想、そしてエッセイ風の文章。 書き始めたきっかけは何だったのか、もう思い出せないのだが、仕事で遅くなった夜に、何となく日記を書いてみて、書くとせっかくだからと誰かに読んでもらいたくなり、読まれてみると、もっと多くの人に、という感じで、ハマっていった記憶がある。 昔から文章を書くのは好きで、ちょこちょこ紙に日記や小説を書いてはいたのだけれど、ちゃんと完成したとか長続きした記憶がなく、結局のところ、僕は「読まれたい」「誰かに自分のことを知ってほしい」のだと思う。その一方で、自分が知っている人に読まれるのは恥ずかしい、ともずっと感じていて、自分からこのブログのことを誰かに話したことはこれまで一度もない。 (それでも、長くやっていると、職場で突然「いつも

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    inujin
    inujin 2023/10/01
    "ただ、僕はこうして文章を、ブログを書くのが好きだ。 この年齢になって、ようやくちゃんと「好き」と言えるようになった" それはとてもすてきなことだと思います。
  • 書くのが「怖い」とか「めんどくさい」という気分になることが多くなってきた - いつか電池がきれるまで

    pha.hateblo.jp 僕も最近文章が書けなくなっていて、phaさんのこのエントリを「そうだよなあ」と思いながら読みました。 思い返してみると、10年前くらいって、読書感想ブログのほうは毎日更新していて、この『いつか電池がきれるまで』も、週平均3回くらいは書いていた記憶があるのです。 当時はヒマだった、ということは全然なくて、仕事はずっと忙しくて、半ば義務的な飲み会が仕事終わりに週2~3日はあり、睡眠時間を削ってブログを書いていました。 よくそんなに書くことがあったな、そして、書くモチベーションがあったな、と思うのですが、コラムニストの小田嶋隆さんがこんなことを仰っています。 アイディアの場合は、もっと極端だ。 ネタは、出し続けることで生まれる。 ウソだと思うかもしれないが、これは当だ。 三ヵ月何も書かずにいると、さぞや書くことがたまっているはずだ、と、そう思う人もあるだろうが、そ

    書くのが「怖い」とか「めんどくさい」という気分になることが多くなってきた - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2022/11/22
    という文章をぼくはずっと読んでいたいです。
  • 『緩募:「煮詰まった中年男性」の気分転換の方法』その後の話 - いつか電池がきれるまで

    fujipon.hatenablog.com このエントリを公開したのが2022年9月27日。あれから20日くらい経って、季節はすっかり秋になってしまいました。 僕自身はどんな感じかというと、なんだかあまりスッキリしないというか、好調とは言い難いけれど(しかし、これまで50年生きてきて、「今日は調子がいい!」と思ったことは一度もないような気がする)、なんとか生きて、働いている。自分の年齢を考えると、時間を大切にしなければ、と焦りながらも、次の給料日まで、なんとか俺の身体と心よ頑張ってくれ!と昔テレビで観た『キャプテン翼』の三杉くんのような心境にもなっています。あらためて考えると、小学生の三杉くんにあんなに無理させるなよまわりの大人。 さて、冒頭のエントリには、僕が書いたものとしては珍しく、少なからぬ反応をいただいたので、ご紹介しておきたいと思います。 なんのかんの言っても、こういう「中年の

    『緩募:「煮詰まった中年男性」の気分転換の方法』その後の話 - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2022/10/18
    "最近つくづく思うのは、僕は「どういう状態や成功が自分にとっての幸せなのか?」を自分で定義できないまま、この年齢まで「幸せになりたい」と漠然と願うだけだった、ということです"
  • 『いつも「ここにいちゃいけない」気がする』人間として、50年間生きてみました。 - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp 『はてな匿名ダイアリー』をみていると、ときどき、「これは僕が書いたのではないか」と思う記事があります。 この『いつも「ここにいちゃいけない」気がする』は、まさにそのなかのひとつです。 僕自身、親の仕事の都合で子供の頃は何度も転向しましたし、高校も大学も昔からの知り合いとは切り離される場所に行くことになりました。 仕事をはじめてからも、医局人事で数年ごとの転勤を繰り返したり、研究生として臨床を離れたり、仕事を休んでいた時期があったりして、思えば、2~3年周期でリセットし続けているんですよね。 実際にそういう生活をしていると「居場所がない」「地元や長年の友人・知人がほとんどいない」ことへの寂しさはあります。 この年齢になっても、転校先の小学校で「地元のお祭り」で盛り上がっている同級生たちに「のれなかった」ときのことを思い出します。 その一方で、僕にはリセット

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    inujin
    inujin 2022/08/25
    何か書きたい
  • もう読んでくれる人がいなくなって、話題にも、お金にもならない『ブログ』というもの - いつか電池がきれるまで

    yutoma233.hatenablog.com 『おのにち』さんは「はてなブログ」を長い間書いておられる方で、僕とは直接の絡みはほとんどないものの、固定読者も大勢いて、マイペースで更新されているのだろうな、と思っていました。 別にブログをやめるとかそういう話じゃなくて、『はてなブログ』有料版の期限が切れたのを延長せずに無料版でやります、というだけの話ではあるのだけれど、最後のほうに、こんな文章があったのです。 最近は、昔感じていたブログへの熱意みたいなものが残念ながら薄れてきつつあるんですけど、それでもやっぱり書くことは楽しいし、同じブログ仲間だ!と親近感を抱いている人達もたくさんいるので、これからも細々と続けていけたらいいなぁと。 ああ、ブログへの熱意みたいなものが薄れてきているのは、僕だけじゃないんだな、と。 それは別に今にはじまったことではなくて、もう5年前くらいから、僕が書いてい

    もう読んでくれる人がいなくなって、話題にも、お金にもならない『ブログ』というもの - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2022/08/09
    "こうして、顔も知らないのにずっと生存確認し合っている人がいるのは、とても有難くて嬉しい"
  • 博物館でのスケッチ問題と「出る杭が打たれるインターネット」について - いつか電池がきれるまで

    note.com これが『はてなブックマーク』のホットエントリに挙がっていて、まずタイトルをみて、「ああ、これは博物館が責められる流れなんだろうな」と思いながら読みました。 著者側は「模写禁止」になっていたというルールを認識しておらず、子どもが歴史的遺物やアートに興味を持ってくれていることを喜び、好奇心を伸ばそうとしていたのに、それが妨げられて残念に思っていることが伝わってきます。 僕も何度か海外の美術館に行ったことがあるのですが、作品を模写している子どもたちや美術学校の学生らしき人がけっこういて、みんなものすごく上手くて驚いたのと、こんなふうに世界的な名作を間近なところで模写できるというのはすごいな、と感心したのです。 ノルウェーのオスロ美術館では、ムンクの『叫び』が、ほとんどノーガードで展示されていて、写真も撮影できましたし。 ただ、だから海外は良くて日が悪いか、というと、そうも言い

    博物館でのスケッチ問題と「出る杭が打たれるインターネット」について - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2021/11/23
    "インターネットがもたらすものが、「どんなおかしなルールでも『ルールだから』と疑問を持たずに従う人間以外を排除する社会」なのだとしたらあまりにも悲しすぎるし、僕はそんなものを次世代に遺したくはないので
  • 大成功、とは言えない人たちが、50代でいかにキャリアを畳んでいくかを考える - いつか電池がきれるまで

    fujipon.hatenablog.com この話、予想外に多くの反応をいただいて、嬉しさ半分、お恥ずかしいところをお見せしてしまった、という後悔半分、なのです。 50歳台って、政治家であるとか、企業で役員を目指す人とか、医者の世界でも教授になるような人にとっては、「勝負どころ」という年齢ではあるんですよね。 インターネットには「成功するための若い頃の努力のしかた」はたくさん書かれているのだけれど、「大成功、とは言えない人たちが、50代でいかにキャリアを畳んでいくか」については、あまりアーカイブが残っていないように感じます。 開き直って、無謀なチャレンジをしたいわけじゃない。でも、このまま死んでいくことに「こんなはずじゃなかったのに」という切なさを抱かずにはいられない50代を、どう生きていけばいいのか。 fujipon.hatenadiary.com これを書いてから、もう10年になるん

    大成功、とは言えない人たちが、50代でいかにキャリアを畳んでいくかを考える - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2021/09/12
    "いくつになっても、日々「やるべきこと」をやるしかない、というのが着地点なのかもしれないけれど"
  • 50代の「偉くなれなかった人」は、何を考えて働き、生きているのか? - いつか電池がきれるまで

    narushima1977.hatenablog.com この記事を読んで、もうすぐ50歳を迎える僕自身の「仕事」に対する気持ちを整理して、書いてみようと思ったのです。 僕は常々50代の人が何を考えているか知りたいと思ってる。 常々というか、ここ数年というか。 自分が40を超えて、あと何年生きられるのだろう?とか、定年を考えた場合、あと20年というのはどんな時間軸なのだろう?とか、そもそも僕より歳上の50代の方々はあと10年で社会人を終える事にどう考えているのか? とかしれたらいいなと思っていた。過去形で書いたが今も思っている。 『あと10年で定年の歳ですがこのまま仕事するんですか?』なのか『あと10年働かないといけないと考えたら怖くないのですか?』 いや、もっと端的に言えば『何をモチベーションに生きているのですか?』かもしれない。 それは50代の方を馬鹿にしてるわけじゃなくて、自分が50

    50代の「偉くなれなかった人」は、何を考えて働き、生きているのか? - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2021/09/01
    "ウソだろ、50代って、こんな未熟で未練もいっぱいある年齢だったのか"
  • 「理屈としての正しさ」と「処世術としての正しさ」 - いつか電池がきれるまで

    togetter.com delete-all.hatenablog.com 僕自身、「何者にもなれなかった」中年男なので、これを読みながら、「自分が言われたら、きっついだろうな……」と思っていたのです。 fujipon.hatenadiary.com でもまあ、「何者にもなれなかった」という言葉を使う時点で、具体的な目標を持って何かをやってきた、というわけでもないのでしょうね。 具体的に「何か」になろうとしていた人は、プロ野球選手になれなかった、プロ棋士になれなかった、という言い方をするのだろうから。 フミコさんが言っていることは、至極もっともではある。 「何者か」がどんなものであるかのイメージもない人が「何者か」になれるはずがないのだから。 ただ、こういう「結局、自分は何ものにもなれなかった」という述懐が口をついて出てくるシチュエーションが、ネット以外では、あまり思いつかない、というの

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    inujin
    inujin 2021/08/14
    "最近、人生というのは「成し遂げる」ものではなくて、「味わう」ものではないか、なんてことを考えるのです"
  • 「インターネット文学」が生まれ、二極化していった20年間のこと - いつか電池がきれるまで

    はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 僕がはじめて自分のホームページを作ったのは、1999年だから、もう20年以上前になる。 パソコン通信の時代には、そういうものがあるのは知っていたけれど、知らない人とやりとりするなんて怖いな、電話代もかかるみたいだし、という感じで、そんなに興味を持てなかった。 でも、職場でインターネットというものにはじめて触れて、雑誌に紹介されている個人サイトを覗いてみて、僕はインターネットの「日記」に魅了されてしまったのだ。 そこには、家族との日常を淡々と記録している人、趣味について書き続けている人、進行中の不倫や専門職での出来事を匿名で告白している人、婚活で出会った異性のことを赤裸々に紹介している人、などが存在していた。 他人の日常を覗き見ることには、背徳的な新鮮さがあった。 それまでは、プロの作家の「お金になる文章」以外を読む機会って、ほとんどなか

    「インターネット文学」が生まれ、二極化していった20年間のこと - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2021/08/09
    "結局のところ、「インターネット文学」のひとつの形というのは、「その瞬間に感じたことを積み重ねていった人生史」なのだと思っている"
  • 『ブログのおわり世界のはじまり』 - いつか電池がきれるまで

    www.yutanyan.com このエントリを読んで、いろんなブログのことを思い出しました。 冒頭のブログの書き手は「まだまだけっこうみんな現役でがんばっている」と仰っていますが、3年半のあいだに、だいぶ減ってしまったなあ、というのが僕の実感なのです。 多くの人が更新頻度を減らしたり、ブログをやめてしまったり、noteSNS中心の更新、あるいはライターの仕事に移行していきました。 「もう個人サイト(ブログ)の時代は終わった」なんて、僕は15年前から書いていたのですが、ここ数年は、「もう『終わった』なんて言っても、『何をいまさら』って思われるだけだよな」というのが実感です。 fujipon.hatenadiary.com 数字にしてみると、僕の場合、『いつか電池がきれるまで』が、いちばん読まれていた時期って、3〜4年前で、当時のPV(ページビュー)は年間200万くらいでした。『琥珀色の戯

    『ブログのおわり世界のはじまり』 - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2020/10/29
    "だからといって、急に世界放浪の旅とかに出るわけじゃないけれど、自分の残りの人生のために、日常を、もう少し丁寧に生きたいのです"
  • 『きまぐれオレンジ☆ロード』と「ヒロイン属性」について - いつか電池がきれるまで

    www.yomiuri.co.jp まつもと泉さん、亡くなられたのか……61歳、いまの世の中では、ちょっと早すぎるよなあ。 僕が、まつもとさんの作品で真っ先に思い出すのは、『きまぐれオレンジ☆ロード』なのですが、この作品が『週刊少年ジャンプ』に連載されていたのは、1984年15号から1987年42号までで、全156話だったそうです(Wikipediaで調べました)。 中学〜高校生か……人生でいちばん『ジャンプ』を一生懸命読んでいた時期でもあり、あの頃の『ジャンプ』はやたらと売れていて、面白かった。 正直、僕は物心ついてから40代後半の現在まで、「ラブコメ」とか「恋愛もの」は小説でもドラマでも映画でも苦手で、「自分に関係ない二人がイチャイチャしているところなんて情報量が少なくてコストパフォーマンスが悪いから、歴史ものとかのほうがいいや」とかうそぶいていたのです。 当は「自分は全くモテない、

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    inujin
    inujin 2020/10/15
    恋人になれるところまでがゴールだった頃の、なつかしい感じ。
  • 「あなたがちゃんと正しい報酬を受け取らなくては、その業界の他の人が困る」 - いつか電池がきれるまで

    delete-all.hatenablog.com 僕が生きているこの世界というのは、たいそう込み入っているよなあ、と、ときどき思うのです。 冒頭のエントリを読んで、先日書いた、この話を思い出しました。 (すでに文中のリンク先のいくつかは「Not Found」になっているのを御容赦いただきたい。最近のネットの記事は、どんどん「話題になっている時間も公開されている期間も短くなっている」ような気がします) fujipon.hatenablog.com もう高齢の夫婦が長年やっている堂が、利益度外視(というか、自分たちがべていければいい、という価格設定)で商売をやっていることに対して、「そんなことをされたら、ちゃんと稼ぎたい、もっと休みたい、という『普通の商売人』が迷惑じゃないか!」と憤るのは、筋が通っているのか? 創作物よりも、堂は原価がイメージしやすいし、味や満足感という基準も「アート

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    inujin
    inujin 2020/09/26
    〝ネット上に投げ込まれる理想や理念と現実とのミスマッチは、どんどん拡がっているのです〟
  • 「急に長い休みに入ってしまったときに、やってみたいこと」リスト - いつか電池がきれるまで

    www3.nhk.or.jp 新型コロナウイルスに関することを書こうと思ったのだが、目新しいことは書けそうにないし、そもそも、みんなどんどん不安を募らせていく一方のような気もするので、やめた。 結局のところ、個人レベルで可能なことは、一般的な感染予防対策(うがい、手洗い、マスク着用、なるべく人混みを避ける。睡眠事をしっかりとって、基礎体力を維持する)しかないのだ。 というわけで、半ば自棄気味に、「急に長い休みに入ってしまって、ひとりで家で過ごさなければならなくなったときにやっておきたいこと」というのを書く。 (1)三国志14 三國志14 - PS4 発売日: 2020/01/16メディア: Video Game KOEIのシミュレーションゲームって、とにかく時間をうのだ。時間があるときに、「少しだけ」のつもりでやっていると、すぐに夜になってしまう。 ということで、やたらと時間が有り余

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    inujin
    inujin 2020/02/28
  • 「現場」を知らずに、理想論や誰かを責めるための「正義」を語るだけの人たちへ - いつか電池がきれるまで

    chikirin.hatenablog.com 問いかけだけあって、筆者の考えや結論がないエントリなのですが、僕はこれを読んで、最近Twitterで見かけた、あるtweetに対するプチ炎上を思い出したのです。 今の研修医当たり前のように土日来ないけど「私は土日はどうしたらいいでしょうか」くらいお伺い立てんかな普通。立てんかなぁ。— neuro🧠 (@neuro_gucci) 2020年2月15日 これに対して、「土日は休みに決まってるだろ!」「昔はこうだったのに、とか言う『老害』が若者を追い詰めているんだ」という返信がけっこうあったんですよ。 僕も世代的に、研修医時代には「アイツは日曜日は一度も病院に来ない」とか言われるのが怖くて、日曜日もアリバイ作り程度に病院に出ていたのですが(患者さんの状態的に、土日だからと休んでいられないこともありましたし)、内心、「日曜日は休みじゃないのかよ……

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    inujin
    inujin 2020/02/25
    "いままでは「医者とはそういうものだ」という「常識」が、このムチャな状況をなんとか維持させてきたのだけれど、それももう限界に近い"
  • 「いまの自分の立場から世の中を見て、言葉にする」ということ - いつか電池がきれるまで

    zuisho.hatenadiary.jp このズイショさんの文章が、僕は気になって仕方がなかったのです。 ここには、僕がうまく言葉にできなかったことが書いてあると思うのだけれど、いまの僕には、うまく消化しきれないというか、読みこなせていない。 なんだか、すごくもどかしい。 以前読んだ、吉隆明さんのこんな言葉を僕は思い出しました。 fujipon.hatenadiary.com このに付属のCDには、こんな内容の吉さんの講演の一部が含まれています。 (1988年「日経済を考える」より) なんといいますかね、素人であるか玄人であるかということよりも、経済論理というのは、大所高所といいますか、上のほうから大づかみに骨格をつかむみたいなことが特徴なわけです。それがないと経済学にならないということになります。 そうすると、もっと露骨に言ってしまえば、経済学というのはつまり、支配の学です。支

    「いまの自分の立場から世の中を見て、言葉にする」ということ - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2020/01/24
    "いま、現場で感じていること、考えていることを発信することに価値がある。 医療の世界だけではなくて、それぞれの人が、自分の立場から見えていること、本当に感じていることを表明していくのが、大事なのです"
  • 中村哲さんのこと - いつか電池がきれるまで

    dot.asahi.com 僕が中村哲さんのことをはじめて知ったのは、医学生時代のことでした。 アフガニスタンで井戸を掘っている医者がいる。 講義のなかで採りあげられていたのか、同級生との雑談のなかに出てきたのか、書店で著書を見かけたのか、中村さんのことを知ったきっかけは思い出せないのですが、僕の率直な感想は「せっかく医師免許を取ったのに、世の中には変わったことをする人がいるものだな。井戸を掘るより、患者を診るのが医者の仕事だろうに。目立ちたいだけの変わった人なんだな」というものでした。 当時の僕は、自分にはあまり向いていなかった医学部の勉強についていくのに精一杯で、だからこそ、病院の中の世界、「医者とはこういうものだ」という固定観念に縛られていたのです。 のちに、中村さんの著書を読んだり、講演を聴いたりして、僕は自分の知識の浅さと視野の狭さを痛感しました。 中村さんが支援してきたアフガニ

    中村哲さんのこと - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2019/12/06
    "中村さんは、「医者のくせに」井戸を掘っていたのではなくて、アフガニスタンで活動する「医者だから」井戸を掘っていた"
  • 「炎上」しても書き続けるためには、「カネ」か「覚悟」か「惰性・あるいは淋しさ」しかない。 - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp やっぱりつらいよね、炎上すると。 ネットの良いところは、世界のどこへ行っても、ネット環境さえあれば、つながりを保てるところにあるのだけれど、逆に言えば、「逃げ場がない」ともいえる。 ネット環境を離れて、しばらくのんびりする、というのがいちばん良いのだとは思う。 たいていの不快な感情は、時間が経てば薄まるから。 あとは、上記のエントリのブックマークコメントにもあるように、そういうコメントをつけた人が、他にどんなコメントをつけているか確認してみる、という手もある。 触るものをみんな傷つける、あるいは、他者にマウンティングすることしかできないコメンテーターは「ああ、こいつは張りぼてだな」と切り捨ててしまえばいい。 いちばんは、「商業メディアでなければ、最初から他者のコメントは見ないと決めておく」ことではないか、とも思う。 そういう対応は真摯ではない、と感じる人

    「炎上」しても書き続けるためには、「カネ」か「覚悟」か「惰性・あるいは淋しさ」しかない。 - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2019/11/23
    "インターネットというのは、あるエントリへの(肯定・否定を問わず)反応も含めて、ひとつのコンテンツなのだ"
  • 「若者のパソコン離れ」について - いつか電池がきれるまで

    ちょっと衝撃的な話を聞いた。マジで? PC持ってない(自宅にwi-fiなし)若年層が急増 ↓ スマホテザリングを使ってSwitchなど据置機を遊ぶ人が想像以上にいる ↓ "ギガが減る"のでゲームはDL版よりソフト版のほうが需要が高まってきた & 月末は通信制限で露骨に接続数が減る— tetsu (@metatetsu) November 17, 2019 このtweetが話題になっていました。 そうか、今はそんなことになっているのか……と半ば驚くのと同時に、先日読んだ池上彰さんと半藤一利さんの対談のなかに、こんな話があったので、「今はそういう時代なんだろうな」とも思ったのです。 fujipon.hatenadiary.com それは、こういう話でした。 池上:半藤さん、いまパソコンが売れなくなったこと、ご存じですか? 半藤:えっ、売れなくなっているんですか。 池上:はい。みんなパソコンの

    「若者のパソコン離れ」について - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2019/11/19
    ほんと若い人パソコン使えない・・
  • 新学期が始まる前に、いまの「学校」を知るための7冊 - いつか電池がきれるまで

    夏休みも終わりですね。 しみじみと夏の思い出に浸っていたり、豪雨にため息をついていたり、宿題に追われていたりと、さまざまな晩夏を過ごされていると思います。 いやしかし、子ども時代には「もう終わりか……」と思っていた「子どもの夏休み」が、大人からみれば、こんなに長いものだとは。 長期休暇明けというのは、学校生活でトラブルが起こりやすい時期だと言われます。 そこで、新学期が始まる前に、いまの学校生活について知っておくために役立つを紹介してみます。 (1)いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識 fujipon.hatenadiary.com いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識 (PHP新書) 作者: 荻上チキ出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2018/08/03メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る いま、2学期が始まる

    新学期が始まる前に、いまの「学校」を知るための7冊 - いつか電池がきれるまで
    inujin
    inujin 2019/09/02
    "保護者として行くようになって痛感したのは、僕自身が「いまの学校」とか「いまの教育」だと思い込んでいるものは、「自分が学校に行っていた時代の記憶」でしかなかった、ということなのです"