89歳で現役サッカージャーナリストの賀川浩氏が国際サッカー連盟(FIFA)会長賞を受賞することが26日、分かった。 同賞を日本人が受賞するのは初めて。来年1月、スイスのチューリヒでの世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール」授賞式で表彰される。 兵庫県出身の賀川氏は国内外で60年以上の取材歴を持つ日本のサッカー記者の草分け的存在。ワールドカップ(W杯)は10度取材し、ことしのブラジル大会ではFIFAに「最年長の記者」として紹介された。賀川氏は26日、「日本のサッカーが成長してきて、そのバックアップをしてきた1人と思っていただけたんだろう」と喜びを語った。 同賞は2001年に創設され、過去に元ブラジル代表のスター、ペレ氏ら特別な功績を残した選手や関係者が受賞した。