日本全国のブラック企業を地図上にマッピングした「ブラック企業マップ」を覚えているだろうか。厚生労働省が発表している「労働基準関係法令違反に係る公表事案」に掲載されている企業を、ドクロのアイコンで地図上に表示したサイトのことだ。 昨年12月末頃に公開され、ネットでは「日本中ブラック企業だらけ」「これも氷山の一角だ」などさまざまな声が噴出したのは記憶に新しい。 そんななか、私たちの周囲にあるブラック企業をプッシュ通知で知らせてくれる「ブラックアラート」なるアプリが1月13日頃、リリースされた。一部で話題を呼んでいるこのアプリについて、今回、開発者である男性Nさん(27歳)に話を聞いた。 以前から個人事業主としてシステム開発をしているというNさん。そもそもなぜ「ブラックアラート」を開発したのだろうか? 「きっかけはやはり『ブラック企業マップ』でした。とても面白いサービスだなと思うと同時に、失礼な