文部科学省が2021年3月26日からはじめた「#教師のバトン」プロジェクトが、当初の目的からはやや外れ、教員たちから労働環境の悪さを訴える声が多数寄せられる事態になっています。こうした動きについてどのように受け止めているのか、同省を取材しました。 近年、教員採用選考試験の採用倍率が低下するなど、いわゆる“教師不足”が問題視されています。そこで、同省はSNSを使ったプロジェクトを開始しました。働き方改革や業務改善の事例、教師をやっていてよかったと思う瞬間などを、SNSで「#教師のバトン」を付けて投稿してもらおうという取り組みです。 近年受験者は減っているが、採用は増えている(教師のバトンより) 「#教師のバトン」のnoteには、プロジェクトを開始した理由が書かれています。教職を目指す現役学生などとの意見交換で、「教師の魅力・やりがいはわかっているけれど、報道されているような長時間勤務に耐えら
![「12時間労働は当たり前」「残業代なし」 文科省主導のハッシュタグ「教師のバトン」に現役教師から窮状を訴える声相次ぐ 文科省の受け止めは?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/59546acecd51aecd292a4999ce07db6837dcf95f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F2103%2F31%2Fcover_news168.jpg)