北海道の知床沖で発見、撮影された白いシャチ。日本近海での撮影は極めて異例=根室海峡で2019年5月16日午後1時半ごろ撮影(東海大の大泉宏教授提供) 世界自然遺産・知床の北海道羅臼町沖の根室海峡で16日、白いシャチが目撃され、「北海道シャチ研究大学連合」の大泉宏・東海大教授(海棲=かいせい=哺乳類学)が撮影に成功した。日本近海での撮影は極めて珍しい。通常のシャチは背中が黒く、目の上方や腹などが白いのが特徴だが、今回のシャチは全身がほぼ白く、過去にロシアの研究者が同様のシャチを撮影した際は「アイスバーグ(氷山)」と名付けられたこともある。 根室海峡は羅臼町と北方領土・国後島にはさまれており、大泉氏らは同日午後1時半ごろ、同町市街地から十数キロの、ロシアが実効支配する海域にいた約10頭の群れの中に白い雄のシャチがいるのを発見。写真に収めた。シャチまでの距離は5キロ以上離れていた。
国の特別天然記念物、タンチョウの保護のため、給餌(きゅうじ)の草分けとして長年にわたって給餌活動を続けてきた北海道鶴居村の渡部トメさんが26日夜、老衰のため死去した。99歳だった。 渡部さんは、絶滅の危機に瀕(ひん)したタンチョウを守るため、自宅の牧草地を開放し、1962年から給餌活動を始めた。餌が不足する冬場、一輪車にトウモロコシを満載し、待ちかねたタンチョウに与えた。生前は「鶴のおばあちゃん」として村民や野鳥愛好家らから親しまれた。 長男正博さん(78)によると、給餌を始めたころは20、30羽だったタンチョウはその後、徐々に数を増やし、今では200羽を超すこともあるという。10年ほど前からは体が弱ったトメさんに代わって次男の繁博さん(71)が給餌を受け継いでいる。2001年には長年の給餌活動に対し勲六等瑞宝章が贈られた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く