宇宙と地球の共通課題である「食」の課題解決を目指す「Space Food X」の船出。最前列右奥には、元宇宙飛行士で東京理科大学特任副学長の向井千秋氏も。 撮影:川村力 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が民間企業と連携して研究開発や事業創出を促進するプログラム「宇宙イノベーションパートナーシップ」の一環として、宇宙と地球の食料についての課題解決を目指す「Space Food X(スペースフードエックス)」プロジェクトが動き出した。 JAXA、研究開発特化型ベンチャーキャピタルファンドのリアルテックファンド(ユーグレナグループ)、経営コンサルティングのシグマクシスの三者が企画運営し、企業や大学、研究機関らが参画する。 プロジェクトの副代表を務めるシグマクシスの田中宏隆氏によると、「2015年ごろから世界中で食のイノベーション、フードテック領域への投資熱は高まっているが、宇宙食をテーマにしてこ