著者は巻末の用語解説で「●高いコンテクストと低いコンテクスト」についてこう解説しています。 それは以上の、意味を形成する「蓄えられた情報」と「伝達された情報」の配分を前提としています。 「人間がコミュニケートするとき、聞き手が今話している主題について、知っていると思い込んでしまうこと」を前提している。 「低いコンテクストのコミュニケーションでは、聞き手は殆ど知っていないので、実際には全て話してもらわなくてはならない」 「蓄えられた情報」が少ないのでほとんどを「伝達された情報」が占める。 「一方、高いコンテクストのコミュニケーションでは、聞き手は既に『コンテクストづけされている』(場面に明るい)ので、多くのことを聞かせてもらう必要はない」 「蓄えられた情報」がほとんどを占めるので「伝達された情報」が少なくて済む。 しかし、この説明では足りません。 なぜなら、情報=知識とすると、それには「明示