資本金の額を、会社の信用度の基準にする傾向があります。そのため、取引先からのいっそうの信頼を得ることができたり、新規顧客開拓時に有利に働いたりすることも考えられます。増資には、このような経営上でのメリットが考えられます。 会社法では、最低資本金にかかる規制が撤廃されています。会社法施行以前は、株式会社をつくるには、最低1,000万円の資本金が、有限会社をつくるには最低300万円の資本金が必要でした(平成15年からは期限つきですが「1円会社」も認められていました)。 これは、株式会社や有限会社の場合、株主は会社の債務に対して、出資した額の限度でしか責任を負う必要がなかったからです。 このような株主の責任を「有限責任」と呼びます。たとえば、金融機関が会社に対して融資を行う場合、この有限責任はあまり好ましいものではありませんでした。会社に融資をしても、株主は出資額の限度でしか責任を負う必要がなく
![Q0530.増資のメリットについて教えてください。|ビジネスQ&A|J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/110551cbd47125c10974b2d85bc79258eb4ff635/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fj-net21.smrj.go.jp%2Fassets%2Fimages%2Fogp.jpg)