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2012年9月26日のブックマーク (4件)

  • 「なぜ、貧困層、社会的弱者ほど国家の戦争に熱狂するか」から始まる会話。

    関連まとめ: お菓子っ子さん @sweets_street による「社会に必要とされない人々の自尊心の問題」 http://togetter.com/li/380845 関係するかもしれないまとめ: 旧陸軍の「社会民主主義」プロローグ 続きを読む

    「なぜ、貧困層、社会的弱者ほど国家の戦争に熱狂するか」から始まる会話。
  • 「2つのインド」の物語 アフリカより貧しく英国より金持ちな国

    (2012年9月25日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) インドの首都デリーから郊外に向かって伸びるハイウエー沿いには、「エキゾティカ・ドリームビラ」などと名付けられた新興住宅地の広告がいくつも掲げられている。 手入れされた芝生の上に立った若い夫婦が微笑んでいる絵が描かれ、「ライフスタイルここにあり」といったキャッチコピーが添えてあるのが典型的なパターンだ。 トイレも整備されておらず、子供が栄養失調に苦しむインドの現実 しかし、このハイウエーを走り続けて隣のウッタルプラデーシュ州の奥深くに入り込むと、エキゾチックでもなく夢も感じられないライフスタイルが目に飛び込んでくる。ブダウンという都市の郊外では子供たちの多くが栄養失調の徴候を見せており、不潔な街中をヤギや水牛、雌牛やラクダが歩き回っている。 この地区では現在、国連児童基金(ユニセフ)がすべての家屋に近代的なトイレを設置するキャンペーン

  • 平野啓一郎『私とは何か』

    何気なく手にとったが、ここ数年ずっと考えているテーマ(アイデンティティの複数性と社会的な政策との関係)に近似したものが読めて、とても参考になった。 個人から分人へ という著者のテーマは、僕流に解釈すると、アイデンティティの単数性からアイデンティティの複数性へ、ということだと思う。 著者の面白い点は、この分人主義をさまざまな側面から、平易で明瞭な事例を重ねて記述していることだ。あっというまに読めるが、それでもその深度は測りがたいものもある。例えば、さらっと分人主義が、サンデル的な共同体主義への批判の基礎になるとも示唆していたり(これはアイデンティティの複数性を唱えたアマルティア・センと同じ)、または社交の在り方によって人の個性が決まると述べる箇所などは刺激的だ。 「誰とどうつきあっているかで、あなたの中の分人の構成比率は変化する。その総体が、あなたの個性となる。10年前のあなたと、今のあなた

  • 映画が抱えるお約束事 - 映画の見方

    映画とは、カメラが撮影している過程で結果として被写体が画面上を左右に動くというものではありません。 その点では素人のホーム・ムービーとは違います。 映画は、あらかじめ画面の右なり左の先に、ゴールがあると設定して、そこに到達するまでの葛藤を被写体の左右への動きで表現するというものです。 『月世界旅行』"Le Voyage dans la Lune / A Trip to the Moon/Viaje a la Luna"(1902) 映画ができたばかりの頃のこの短編映画は、画面向かって⇨右側に月世界があると設定されています。 そして、そこまでの行程は⇨向きの移動で表されており、月からの帰還は逆の⇦向きの移動で表されています。 つまり画面の動きのイニシアチブを握っているのは、被写体ではなくカメラであり、画面に映るものは基的に撮影する側によって管理されたもの、もしくは編集の過程で管理されたもの

    映画が抱えるお約束事 - 映画の見方