4月28日,29日に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議」。幕張メッセのメイン会場のほぼすべて(全9ホール中,8ホールを占有)を貸し切り,ニコニコ動画の人気コンテンツ(のほとんど)を現実の空間で再現するという,ネットサービスとしては異例の超巨大フェスイベントだったわけだが,結論から言うと,その予想以上の盛り上がり具合に,なんというか,いろいろと考えさせられてしまった。 「ああ,ネットはもうネット空間だけの閉じた世界ではないのだ」 当初4Gamerでは,「ウチはゲームメディアだし,ゲーム系のブースとイベントを押さえておこうか」などと高をくくっていたのだが,実際に会場に足を運んでみると,これはエンターテインメント産業に関わる一員として,あるいはオンラインメディアを運営する当事者の一人として,「ニコニコ超会議が示したものとはなんだったのか」を一度まとめておく必要があると感じた。今のネット文化,