フランス上院でブルカやニカブなど全身を覆うイスラム教徒女性の衣服の公共の場での着用を禁止する法案が賛成246、反対1で可決した。国民議会(下院)でも7月に賛成多数で可決しているので憲法評議会がゴーサインを出せば近く発効することになる。 法案ではブルカやニカブと名指しせず、「全身を覆う衣服」となっているが、ブルカ着用の違反者には罰金150ユーロ(約1万7千円)が、女性に着用を強制した場合は強制者に最高で禁固1年か罰金3万ユーロ(約340万円)が科される。 仏内でブルカ着用者が約2千人と少ないこともあり、日本など一部で、「宗教弾圧」「少数民族迫害」といった論調がみられるが、この論調に最も反発しているのはイスラム系移民の女性といえる。 2002年にイスラム系移民が多いパリ郊外で17歳の少女ソアヌさんが焼き殺される事件があった。ヨリをもどそうとした元交際相手を拒否したため、怒った元交際相手がゴミ置