プロ棋士とコンピュータ将棋の頂上決戦「電王戦」。 電王戦への出場権をかけて初代叡王(えいおう)・山崎隆之八段、羽生善治九段らが出場した「第2期 叡王戦」を勝ち上がった佐藤天彦叡王と、第4回 将棋電王トーナメント優勝の将棋ソフト・PONANZAとの対局の様子を、生放送および観戦記を通じてお届けします。 電王戦公式サイト ■関連記事: 「人智を超えし者」佐藤天彦 叡王―将棋ソフト PONANZA:第2期電王戦 二番勝負 第1局 観戦記 序盤は何を指しても本当は悪くならない 朝、対局場へ現れた佐藤天彦叡王の表情は硬いものであった。白い着物が、その強張った表情をさらに際立たせているように思えた。顔は硬くとも、そこににじみでる勝負の前の棋士特有の気迫はなかった。それは、あるいは人間が前に着座していないということからくるものなのかもしれない。気合をぶつける相手がバーチャルなものというのは大変だろうな、
![「答えのない闘い」佐藤天彦 叡王―PONANZA:第2期電王戦 二番勝負 第2局 観戦記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5fe5349de33a8934932fe78994408dbe8b179f46/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Foriginalnews.nico%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F05%2Fsato3eye.jpg)